こんにちは、以前沖の島の海にビーチコーミングに行って、琥珀っぽい石を拾ってきた方のにょろんです。
写真をおみせすると、これです。

江ノ島で拾ったこれは…?
ドドン!
琥珀っぽい色なんだけど、石って言うより樹脂っていう感じでなんとなくやわらかくてグニグニしてて…
その記事の中では拾ったこの石が琥珀かどうか確信がもてず、
「沖ノ島で拾ってきた君は…琥珀…なの…か?」
で終っていたところ、
今回、同じく沖ノ島でにょろんがひろったのとよく似た石を拾ったという方からお問合せを頂いたため、
あの時には本当に答えがさっぱりわかってなかった。
でも今は、もしかしたらこれかもしれない…っていう可能性の高い答えをしっている!
ということで今回記事にすることにしました。
いやでもそんな自信あるわけじゃなくてもしかしたらそうかなー…なんて思ってるだけなんですが…
いかんせん、にょろんはビーチコーミングはじめて3年経っても何の知識もないままの海のドシロウトですから!
なーんて言い訳し始めると長いので言い訳はあとまわしに、話を先に進めると、
沖ノ島で拾った、この琥珀に似たナニカ、もしかしたらコパール…かもしれません。
初めて聞くぞ!コパールってなんだ?!な方の為にさくっとひとことで説明すると、
自然界で樹液が完全に化石化したものが琥珀、
半化石型した状態のものがコパールです!
沖ノ島ビーチコーミングで拾った琥珀似のナニカのスペック

江ノ島でビーチコーミング/コパールうつ伏せ
というわけで、コパールの詳細に入る前に、前提としてにょろんがあの日拾った石のスペックをここに綴ります。
拾った日:
2019年04月06日
拾った場所:

沖ノ島でビーチコーミング/沖の島のこのあたり
沖の島。
石を拾い上げた瞬間の写真が残っていないのですが、たしかうろ覚えの記憶によるとこのあたりだったかと…
石の特徴:
- 色は琥珀色。
- 石っぽいっていうより、ゴムっぽい感触。
- 爪で押すとぐにょってちょっとへこむ。
- 表面から奥に向って何か所かヒビが入っている。
- カッターで傷がつく。
- 水に浮く。
- 破片を燃やしてみたところ無臭。
下3つは石を拾った後ににょろんがおこなった琥珀かどうかの判別テストの結果です。
というわけでここにそれをご紹介すると
にょろんが知ってる簡単にできる拾った石が琥珀かどうかのテストは、3つ。
- 燃やすと甘い匂いがする。
- 飽和食塩水につけて浮いたら琥珀。
- モース硬度において、カッターナイフは5.5。琥珀は2、石英は硬度7.つまりカッターで傷がついたら琥珀。
というわけで、飽和食塩水を作って入れようとしたら、塩を入れる前から水に浮いてるし(ウェブで調べたところ、「水に浮いたら琥珀」っていう記事と、「真水に沈み飽和食塩水に浮ぶのが琥珀」って言ってる記事と両方みつかってしまい!)
さらには、カッターの刃は入ったものの、燃やしても無臭ということで、ドシロウトのにょろんには判別が難しく…!!
3点満点中1.5点では、琥珀であるとも琥珀ではないとも言えない…!
ということで、うやむやのまま前回の記事は終わっておりました…
もっとそのあたりの話詳しく!ってかたは、前回、沖の島のビーチコーミング記事はこちらになります。
が、にょろんより勉強熱心なそのようなアレから、後日、
「調べたんだけど君が拾ったアレって、コパールじゃないかな?」
って言われて、
「コパールってナニ??」
って調べたところ、これが、めちゃめちゃコパールの特徴に当てはまるんです…この、ひろったナニカ!
コパール(コパル、コーパル)とは?
コパールとは、天然樹脂の一つ。化石化,半化石化したものや現存樹木から分泌されるものもあり,採取方法はさまざま。生コーパルは溶解性が大きくアルコール,ベンゾール,テレビン油に溶かしてワニス,接着剤に用いる。一般にコーパルは硬度,耐久性,耐摩耗性,耐薬品性を有するため,コーパルを配合したワニスは高級品として重用される。化石樹脂,または半化石樹脂に近いコーパルは一度熱溶解してから使う。多くは産出する土地の名称でコンゴコーパル,マニラコーパルなどと呼ばれる。
コトバンクより。
つまり、コパールと琥珀は、おなじ天然樹脂の化石。
その差は年齢。
天然樹脂が完全に化石化するまでの時間は、おおよそ3000万年以上。
この、完全に化石化されたものが琥珀。
そしてまだ完全に化石化されてない若い樹脂が、コパール。
化石化途中のコパール年齢は、おおよそ10万年~1000万年とのこと。
化石化途中の為、コパールには、
- 表面が経年劣化によりひびが割れて脆くなってる場合がある。
- 琥珀より軽く、水に浮く。
- モース硬度は2~5と宝石と呼ぶには柔らかすぎる。
- 表面がちょっとぬめっとべとついた感じがある。
という特徴があるそうです。
ということで、どうです?!この特徴!
あの日にょろんが拾った石と、まさに特徴ドンピシャ一致!
ひとつだけ一致しない条件は、
コパールはその柔らかさからお香としても使われている。その匂いはさわやかスパイシー。

江ノ島でビーチコーミング/コパールうつ伏せ
というわけで、ここまで調べてあの日削ったチップが小さすぎて匂いがしなかったという可能性は高い…
と思ってもっと大きな破片をもやしてその匂いを確かめてみようとしたのですが、結果は、やはり無臭…
しかしこの結果は、もっと大きな破片を燃やすといいつつ、やはりもったいなくてにょろんは針金よりも薄くてちいさなチップをけずるので精いっぱいだったということにより歪められているという可能性は大…
といいつつ、ではさらにこの石からもっと大きなチップを削るのはノミの心臓のにょろんには難しい(だって削ってもやしたらなくなっちゃう…!)ため、匂いについては判定不可能という事で
5点満点中4点ならば、この石はコパールと言い切っていいのでは?……では?
まとめ
というわけで今回は、沖ノ島で石拾いその後!あの日拾った石はもしかしてコパール…?をお送りしました。
恐らくあの日拾った石はコパールだった…と言い切ってしまってもいいような…
とおもいつつ、にょろんはビーチコーミング歴3年になっても、レベル1を脱却できない海のドシロウト。
もしかしてにょろんがそう思ってるだけで、間違ってるかもしれません。
その時には、あわよくば、間違っていると知識のある方からご指摘頂けたら!
間違ったまま覚えてるより正しい知識を身につけられたほうがにょろんもうれしいので
「にょろん、お前、あの記事の貝やら石やらの名前、間違ってんぞ。正しくはこうだ!」
などのご指摘はたいへんありがたい&大歓迎です。
そんなこんなで、今回の記事のようにビーチコーミングおわったあと、もしかしてあの石はアレかな?って気づいたり、あるいは拾ってきた瓶が後から光りだして…!やら、記事の追記事を書きたい!と前々から思いつつそのまんま記事に追加で書くのか(そうすると読みにくくなってしまう…)それとも別の記事に書くのか(それだけ記事の中身が薄くなってしまうような…)と書き方に迷っている間に日々が過ぎ、結果、あたらしい記事ばかり書きあげてしまっているのですが、今回お問合せ頂いたことにより、あの石はコパールじゃありませんかね!?!?という記事が書けてマンゾク!
わざわざお問合せからコメントくださったかた、ありがとうございました!
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