こんにちは、すっかり一番関東に近いビーチコーミングスポットを探すいっぴきのそのようなアレと化した方のにょろんです。
実は、「材木座海岸」が東京駅から割と近い!と気づくより前から、おそらく東京駅から一番近いビーチコーミングスポットはここ……と気づきながらも、選択肢として外していた場所が一つありました。
「船橋三番瀬」こと「ふなばし三番瀬海浜公園」です。
今週末その「船橋三番瀬」に行ってきたので、その様子を詳しくレポートしたいと思っています。
Contents
「船橋三番瀬」は貝殻しかないビーチコーミングスポットエリア…なのか?
「船橋三番瀬」といえば、「ふなばし三番瀬海浜公園」内にある「ふなばし三番瀬環境学習館」で
三番瀬ビーチコーミング展
をやっているほど、関東では有名なビーチコーミングのメッカ。
つまり、ビーチコーミングが禁止されてないどころか、公園あげて応援してもらえる(?)合法スポットです!
なのにそこをなぜ、にょろんが最初から選択肢から外していたかというと、
「なんとなく船橋三番瀬は、貝しか拾えなさそうなイメージ強い…」
と思っていたからなのでした。
なぜそう思ったかと言うと、理由は4つ。
- 「船橋三番瀬」はどうも干潟らしい…(干潟=泥しかない=石はないイメージ)
- そして江戸時代から干潟の漁場として、現在は貝塚っぽい感じになってるらしい…?
- 「船橋三番瀬」にビーチコーミングに行っている人のレポを探しても、貝ばかりで石を載せている人が見つけられない…?(※私の探し方が悪い可能性は大です…)
- 公式HPの「三番瀬ビーチコーミング展」の展示物の写真をくまなく見たけど、やっぱり石は見当たらない……?
陶片やシーグラスなど人工物の良さに目覚めながらも、
やはり、にょろんが一番好きなのは、石。
だからこそ、「船橋三番瀬」にビーチコーミングに行っても、石が拾えないのなら……と二の足を踏んでいたのです。
しかし、桜貝や鎌倉時代の陶片が拾えると有名な「材木座海岸」に、実際行ってみて痛感したんです。
本当のところは、実際行ってみないと分からない……
って。
「材木座海岸」は私の好みの海ではなかったけど、やっぱり、近場でビーチコーミング行きたい……
千葉県も、房総半島の沖ノ島公園というところまでいけば、石や貝の他に珍しいイルカの骨が拾えるらしいけど、
東京駅から片道3時間、3000円もかかる……
しかも、最寄りバス停から歩いて30分もかかる……
つまり、ほぼ、車もちさん向きのビーチコーミングスポットであって、電車で簡単にいけるようなところじゃない……
ということで、
毎週でも行きたいくらいビーチコーミングがマイブームすぎて仕方ないけど、もし、ここがだめだったら、首都圏内でビーチコーミングスポットを探すのは諦め、伊豆に行けるまで待とう……
そんな勝手に悲壮な覚悟の元、想像ではない現実の「船橋三番瀬」を見に行ったのでしたが、
結果はというと、
これです!
- 石英やらチャートやら、石たくさんありました!!!
- しかも、たくさん落ちている貝は、想像を絶するキュートさでした!!!
- さらには、ウニの化石と貝化石までざっくざっくでした!!!
もうもうもう!
「船橋三番瀬」は貝がらだけじゃない!
石も化石もざっくざっくだよ!
って「ふなばし三番瀬海浜公園」のHPのどっかに大きく宣伝しておいてほしい…!
そんな大興奮の当日の様子を、ここからくわしく綴っていきたいと思います。
2018年9月22日「船橋三番瀬」の干潮時刻
と、その前に、まずは恒例の干潮時刻から。
御利用の方は、こちらからどうぞ。
2018年9月22日「船橋三番瀬」の干潮時刻は、朝の9時半。
干潮時刻がどう干潟に影響するのかわからなかったので、とりあえずこれまで通り干潮時刻にあわせていくつもりでした。
が、先に書いておくと、「船橋三番瀬」に限っては、あまり干潮時刻ジャストに合わせていく必要はない…気がする…というのが実際行ったにょろんの感想です。
たしかに、干潟は潮が満ちてくると全部水没しそうな感じでした。
しかし、干潟のあたりは、泥ばかりで石や貝はほとんどなく、もっぱら石や貝が落ちているエリアは、干潟よりもっと公園よりの岸辺のほうでした。
なので、一番の満潮の時刻でなければ、とくに問題ないない!
ちょっと寝坊したくらい、気にせずGo!ですよ。
「船橋三番瀬」までの道順とコンビニ・トイレ情報
というわけで、にょろんが船橋駅についたのは、9時半ピッタリ。
すみません、寝坊したのは私です……1時間ばかり寝坊しました……
しかし1時間遅刻したくらいでは遊ぶ時間が減る心配をしなくていいのが、近場のイイトコロ!
気にせずサクサク行きましょう。
「ふなばし三番瀬海浜公園」へは、京成船橋駅からバスが出ています。
ということで、JR船橋駅の大きい改札(南口)をでて3分ほどの距離のところにある京成船橋駅へと向かいます。
「船橋三番瀬」最寄りのコンビニはというと、バス停の「ふなばし三番瀬海浜公園」から歩いて5~10分ほどのところに1件あるんですが、ちょっと歩いていくには遠いかな?という場所だったので、やはりコンビニで買いたいものがあるかたは、船橋駅周辺で買っておくのが安パイです。
船橋駅をでて左側すぐに、ニューデイズもあります。
が、にょろんのおすすめは、道なりにもうちょっとだけ先に行ったところにある、セブンイレブン。
なんとここ、店の入り口わきが観光案内所になってるんです。
朝の時間は人がいませんが、それでも船橋の観光パンフがかなり充実してて、
おすすめはこれ!なんと!
「るるぶ船橋(無料版)」と「ふなばし三番瀬海浜公園」のパンフがここでもらえちゃう!
るるぶ船橋、そんなにぶ厚い冊子ではないのですが、無料ってすごくないですか!?
しかも、「ふなばし三番瀬海浜公園」載ってるし!
船橋のおいしそうなグルメ情報も満載だし、これは貰うしかないショ!
などという謎のハイテンションと共に、バスはここから。
「船橋海浜公園」は終点なので降りそびれる心配はありませんが、それより心配なのは、バスの本数。
行きは時間に2本あるんですが、かえりは時間に1本しかありません。
というわけで、行きから帰りのバスの時間を気にしておいたほうがいいかと思うので、ここに行きと帰りのバスの時刻表はっておきますね。
京成船橋駅→船橋海浜公園・バス時刻表
http://www.keisei-bus-system.co.jp/pdf/route_bus/timetable/2018/k-funa_3.pdf
船橋海浜公園→京成船橋駅・バス時刻表
http://www.keisei-bus-system.co.jp/pdf/route_bus/timetable/2018/park-funabashi_1.pdf
あっ、これさっき言っていた、公園最寄りのコンビニです。
終点にバスが止まる直前の、道路沿いにあります。
どうしても公園からコンビニに行きたくなった時の目印に写真を貼っておきますが、ダンプとか大型車がバンバン走ってる道路なので、横断歩道を渡る時には気をつけてください。
コンビニほど充実していませんが、とりあえず飲み物とかき氷と簡単な軽食くらいなら、「ふなばし三番瀬海浜公園」内の売店でも買うことができます。
トイレについては、「ふなばし三番瀬海浜公園」内各所にあるので心配はいらないかと。
でも、おすすめのトイレは?と聞かれたら、
外のトイレより、海にでる直前にあるこの展望デッキのトイレが新しくて綺麗でした!
展望台デッキの1階には、自販機もあります。
「船橋三番瀬」で拾えたもの!
というわけで、やってきました「船橋三番瀬」!
まっすぐ公園をつききって、ここを出たら海です!!
干潟監視中!の立て看板どおり、監視員のおじさんがいます。
ついこの間も立ち入り禁止エリアでホンビノス貝を捕っていたダメなそのようなアレが溺れてニュースになっていたこともあってか、監視員さんの巡回だけでなく、おそらく多分どこからか海を監視しているらしいそのようなアレから、
「柵の外に出ないで下さーい!!!」
という放送がかなり頻繁に入っていました……
みなみなさま、ご苦労様です……
それはともかくとして、りっぱな干潟です…!
ど、どうなんです…やっぱり、泥しかない浜なんです…?
ってドキドキしながら波打ち際に駈け寄ったら…
普通に石英あります!!!
砂浜のアップです。
たしかに貝がいっぱいです。
でも、ちゃんと石もある…!!!!
船橋三番瀬は、貝と泥だけの浜辺じゃありません…!!!
わーん!来た甲斐あった…!
ほんとは半分以上諦めていて、だから
「実際見て納得しただろ、諦めな。」
って自分に引導渡すつもりで見に来たんです。
でも、石あった…!!!
この、干潟の前の白い帯、これがぜんぶ貝。
海岸には車輪のあとがずっとついていて、貝はだいたい粉々。
でも探すと、脱皮したカニのやわらかい殻とか。
ドレープがうつくしいカキの貝殻とか。
こんなの、きれいすぎて置いてこれないよ……
名まえも知らない海藻(?)とか。
すっかり余裕が出て干潟にも目をむけたりして、ヒトってゲンキンだ。
たぶん、なにか生き物がこの穴の奥に…と思いながらも、穴は干潟に無数にあったのに、穴の主はみかけずじまい。
漂流植物にはまだ手を出さない!
といいながらも、あまりにみかけるので、そのうちいくつ遭遇するのか数えだしたクルミ。
すっかり干潟から水がなくなると、そのへんにちらほらカメラマンの姿が。
光学5倍の私のカメラでは、これが精いっぱい。
多分、ユリカモメ…かな?
貝だけじゃなく、みたことないおおきな魚の死骸もあちこちにゴロゴロ落ちています。
シーグラスはここでも、
「これはシーグラスじゃなくて、危険なガラス片!!!」
と呼びたくなるほどよく尖ってました。
というわけで、10時半に着いたというのに、撤収は14時半。
4時間も浜辺にいたとか、最長記録だ…!
帰る頃には、すっかり潮も満ちて、干潟は無くなっていました。
でも、これでも、貝の帯までは水は来てなかったので、ビーチコーミングには支障ない気しません…?
バスの時間まで30分以上あったので、「ふなばし三番瀬公園」内の売店でかき氷を買いました。
氷の量に対しシロップ多すぎるけど、ゴキゲンだ!!!
「船橋三番瀬」ビーチコーミングの帰りに!「魚魚組」さんで魚貝!
船橋といえば、新鮮な海の幸で有名な街!
ということで、バスを待ちながら「るるぶ船橋」を読んで船橋漁港であがった魚貝を出してくれるお店を探していたのですが、船橋駅に戻ってきたのは3時…
ランチタイム終わってます……
ということで、何処に入ろう…?って駅前をフラフラしていたら、
見つけてしまったのは「魚魚組」さん。
味のある雰囲気です。
ていうか、安い…!おもわず180円ラインぜんぶ注文してしまいました……
飲物はせっかくなので、千葉の「房総浪漫」(400円)!
いわしフライおいしい!
さすが船橋!!!
3時台はフードも限られていますが、4時になったらグランドメニューも注文できると言うことで、
念願のあさりの酒蒸しも、ここで食べることができました!
やっぱり船橋といえば、アサリだよね!!!
「船橋三番瀬」で拾った石で思い出の『私が拾った石図鑑』作り!
そして、さっそく翌日、恒例の『私が拾った石図鑑』作りました。

「船橋三番瀬」で拾った石で思い出の『私が拾った石図鑑』
これです!
(チリボタンとナミマガシワを間違えていたのをご指摘頂いて、図鑑を訂正しました!ご指摘ありがとうございます!)
人工物にはそれほど興味ないとか言いながら、今回も電球拾ってきてます…
なんか、あきらかにいまの時代のとは違う、味のある電球なんだ…
そしてカニの化石…「船橋三番瀬」で貝化石が取れると聞いたことはないのですが、これカニの化石の気がしません??それともなにかの貝???
私が拾って持って帰ってきたのはこれなんですが、海岸にはこれよりもっとわかりやすく
「カニの甲羅だー!!!」
みたいな化石が、貝殻に混じってごろごろあったほかに、
貝の化石も。
これですよ。
いつもここは私が拾ったものだけ、と決めているのですが、話の流れ上、今回はイレギュラーということで、そのようなアレが拾った石を借りてきました。
ねっ!?この手前ふたつ、どうみてもカニの化石ですよね!?
(カニじゃなくてカシパンの化石だそうです!)
そして奥の小石ふたつは、ケツガン(泥がかたまったもの)と貝殻の化石では?
インターネットを検索しても、このあたりで貝化石が取れるという記事は見つけられなかったのですが、幕張海岸では貝やカニの化石がみつかるという記事を見つけられたので、今度、図書館に行って、詳しく調べられたらなぁと思っています。
↑とか言ってたら、にょろんがかにの化石だと思っていたこれ、カシパンの化石だとコメントでご指摘頂きました。
うおー!!これがかの有名な…カシパン!!!
そうか!にょろんの目にはカニの甲羅の模様にみえていたこれは、カシパンの模様なんですね…!!!!
間違ったまま覚えないで、出来たら正しい知識を身につけたい…!と思っているので、ご指摘、本当にありがたいです…!
「船橋三番瀬」はいつまで存在するのか?
というわけで〆に移る前に、記事を書いている最中に配信されてきた、気になるこのニュースを。
「船橋三番瀬」はもともと海浜公園を作ろうとして計画的に残されたわけではなく、1970年代に開発がとん挫して、たまたまこの一部のエリアだけが残っているだけ。
というのは調べて知っていたんですが、
最近の異常気象に、安全面から千葉県が「船橋三番瀬」の護岸の安全調査をすすめているそうです。
もともと開発が当初の計画通りすすめば、不要になる護岸だっただけに、その作りは甘く、最近の度重なる台風や地震に、護岸にはところどころクラックも発生しているそう。
つまり、今の護岸には水害から街を守るだけの能力が無いのですね。
市民の憩いの場として愛されている船橋海浜公園ですが、もしかしたら、砂浜はそのうちなくなってしまうのかも……
安全とレジャーを天秤にかけたら、安全に傾くのは当然のことですが、もし叶うなら、安全面をクリアしながら、いつまでもこの地が残るといいなと思わずにはいられないにょろんでした。
まとめ
というわけで、今回は、東京駅から一番ビーチコーミングスポット!船橋三番瀬に行ってみた!をお送りしました。
もう一回行きたい?って聞かれたら、にょろんの返事は、
「うん!!!今度から、大都会の真ん中でビーチコがしたくなったら、船橋に来ることにする!!」
です。
いくまえは、行っても多分貝しか拾えない……
なんてネットでしらべた範囲の情報で敬遠していたにょろんでしたが、実際行ってみた結果は、大満足!
貝も石も拾えて、人けも少なくて、砂浜どこまでも広くて、野鳥観察も出来て、大都会の真ん中でビーチコーミングがしたかったら船橋三番瀬が一番!(※感想には個人差があります)
あまりの居心地の良さに、次は浜辺で長居できるよう、レジャーマットもってこよう!と誓ったにょろんでした。
アクセス情報
船橋三番瀬(ふなばし海浜公園)
所在地 〒273-0016 千葉県船橋市潮見町40
交通アクセス JR船橋駅南口(京成船橋駅)、京葉線二俣新町駅(「二俣新道」バス停)より京成バス「船橋海浜公園」行きで約25分終点下車。
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