こんにちは、冬を目前に今年最後のビーチコーミング!と称して、1泊2日で伊豆の海岸を一周してきたほうのにょろんです。
そろそろ関東では、「貝殻…」とか「石…」とかつぶやきながら海岸に粘ってるのが厳しい季節になってきましたからね。
その点、本州の南国と呼ばれる伊豆ならOK!
波打ち際で石拾いに夢中になってうっかり潮をかぶっても寒くない!
などと勝手な期待と共に出かけて行ったら、なんと寒くないどころか、伊豆の浜はタンクトップに半ズボンでOKの陽気でした!
といいつつ、1泊2日で4つの海岸と金山見学と立ち寄り湯という強行軍すぎて、案の定家についたら熱を出して倒れましたが……
一片の悔いなし!!!!
都会とは全く違う自然豊かなランドスケープでのビーチコーミング、すばらしかったです!!!
というわけで、今回はそんな旅の第一目的地、河津浜。手つかずの秘境の海岸にはウニ貝殻とシーグラスがゴロゴロだった!をお送りしたいと思います。
Contents
「河津浜」ってどこ?
実は、今回紹介する河津浜ににょろんがたどり着いたのは、わざとではなく偶然。
前回、菖蒲沢海岸にビーチコーミングに行ったときに、伊豆が地元のそのようなアレから、
「菖蒲沢のすぐ隣に「やんだ」って海があって、そこは地元でも沸石で有名な浜なんだよ。」
と聞いていたので、今度菖蒲沢に行く機会があったら、そこも一緒にみに行きたいなと思っていたのです。
「学校の理科の先生が標本を採りに行ったりするんで、昔から有名なところなんだ。」
とか言われたら、へー、見たい!!!ってなるじゃないですかそんなの!
それで「やんだ」にいこうとしたところがウッカリ道を間違えたというか、タクシーを下りた時から道が違うってわかっていたけど、行ってみたら別の浜があったというか、そんなそのようなアレだったのです。
でも、獣道を下った先にあったのは、シークレットビーチと呼ぶのがふさわしいような秘境!
みてください!

河津浜・選別タイム
おそらく普段は釣り人しか行かないような手つかずの浜には、完品のウニの貝殻やダイナミックに大きすぎるのによく研磨されてるシーグラスがごろごろでした!
あとで、あそこの浜は何て名まえだったんだろう?って調べたら、地図に載っていた名前は、ただの「浜」。
じゃなかったら、「河津浜」。
河津浜って、河津駅前の海水浴場の事だと思っていたんですが、そこだけではなく、どうもグーグル先生によるとiZooあたりの海岸の浜も全部ひっくるめて「河津浜」と呼ぶらしいです。
……いやいやいや。そんなばかな…広すぎでは?
と思って、グーグルマップだけでなく、ヤフー地図、ゼンリン地図とかも調べたのですが、たぶんほんとに「河津浜」とは、河津にある浜、全部を指すみたいです…?
というわけで、今回にょろんが行ったのは、河津駅前の海水浴場のほうではなく、iZooの近くの海岸です。
国道から浜に至る道順は言えても、地図で指すことは出来ない(本気でどこかわかってないため…)そんなシークレットビーチです。
2019.10.07追記:地元の方からの情報(ありがとうございます!)で、にょろんが行った浜は正確には「ひら磯」という浜だそうです!というインフォメーションをここに付け足しで!
2018年11月10日「河津浜」の干潮時刻
河津浜に行ったのは、2018年11月10日。
2018年11月10日の干潮時刻は夜中の0:11とお昼の12:24。
前回の菖蒲沢であの辺の海岸は午後は日影!というの覚えたので、干潮時刻に合わせてつくようにスケジュールを立てました。
それで正解だと思います。
海水浴場のほうはともかく、岸壁際の方は浜辺も狭いし波も荒いので、可能な限り干潮時刻に行くのがおススメです。
というわけで、「河津浜」の干潮時刻載せておきますね。
東京駅からJR特急踊り子・伊豆急下田行に乗るときには、注意が必要!

踊り子・下田行き
東京から河津までは、JR特急踊り子・伊豆急下田行が河津まで直通で行けるので便利です。
なのですが、ひとつ注意を。
特急踊り子号は、基本は15両編成。
熱海駅で先頭10両が伊豆急下田行き、後方5両が修善寺行きに切り離しになります。

踊り子・修善寺行き
ね?!みて下さい。繋がっている同じ電車なのに、11号車からは行き先が違う!

踊り子の車窓
伊豆急下田行きの自由席は9号車と10号車。
10号車と11号車は車内から通り抜けはできないので注意してください。

踊り子の車内販売
切りはなしが終ったら、車内販売がはじまりました。
「お腹空いたって言ってたじゃないか、駅弁買ったら?」
「いや!なくて平気!!」
とか席でコソコソ囁いていたら、それまで一歩も止まることなく通路を歩いていた販売のお姉さんがにこやかな笑顔と共に我々の席の横で止まってくれました。
見透かされてる…!!!
よ、よくぞわかったな…!か、買います!!!

踊り子の駅弁
とりあえず魚貝は避けて(にょろんは漁村育ちの為、魚貝の鮮度にめちゃめちゃ厳しいそのようなアレなのです…)鳥飯を選んだのですが、これがおいしくて!
そうか、駅弁っておいしい食べ物だったんだな…!!!って感動しました。

河津駅ホーム
などと旅情気分を満喫してる間に、河津到着です。
河津駅から「河津浜」までの道順とコンビニ・トイレ情報

河津駅・タクシー乗り場
河津浜までは、河津駅からタクシーで10分弱、1000円前後です。
路線バス…も、一応ないこともない。かつ、バスなら最寄り駅は「iZoo」もしくは「菖蒲沢」らしいのですが、どっちも数時間に一本しか走ってないので、バスを当てにするのは難しいかと…
歩く場合には、45分ほどでつきます。
徒歩の場合の道順を、簡単に説明しますと、河津駅から菖蒲沢を目指すときと一緒。
獣道にはいるまでは迷うような道じゃないので安心です。
河津駅を出たら大通りを海に向って歩いて、海岸線の道とぶつかったら右折。
そのまま道なりに海岸線を歩いてiZooのちょっと手前が目的地、「河津浜」です。
浜の最寄りにトイレやコンビニはありませんが、iZooまで足を延ばせば、施設入口にちょっとした売店やレストラン、トイレや自販機があるので、休憩がてらそこを利用するのが便利かと思います。

河津駅前・セブンイレブン
あいにくiZooに寄る予定はない!って時には、河津駅前にセブンイレブンがあるので、そこでの調達をおススメします。
国道135号線から「河津浜」に至るけもの道

河津浜に向かうタクシーからの眺め
というわけで、河津駅でタクシーに乗って、やんだにいくつもりで
「菖蒲沢の隣の浜に降りられる道の前でおろしてください」
ってタクシーのおじさんにお願いしたら、
「菖蒲沢でいいんだね?」
って確認されたから、
「いえ、菖蒲沢は行ったことがあるんです。今日は菖蒲沢に行く前にその隣の浜に寄りたいんです。」
と返事をしたら、釣りなんてしそうにないにょろんたちに、おじさんは「ユーは何しにそんなところに?」みたいな顔をしながらも、
「この道を降りてったら浜に着けるよ。」
って、予定よりかなり手前の道の途中、釣り師さん御用達の獣道の前でおろしてくれました。

河津浜へと続く道
ありがとう、親切なタクシーのおじさん!
正直、おじさんにここをいけば浜に着くと断言されなければ、この道を入ろうとは思わなかったと思います。
「やんだじゃないってわかってて、なんでそんな道、入っていったんだ?」
って聞かれたら、決まってるじゃないですか。
この先に海があると聞いたから!!!
猫をも殺すという好奇心に逆らえなかったのです。

河津浜へと続く道・入り口
おそらく、ほんとにここを通るのは地元のひとと釣り師さんくらいかと……そう言えば近くに釣りセンターありますしね。
「ゴミは持ち帰ってね!」とかいう立札とか道なりの要所要所に設置されているベンチから考えても、立ち入り禁止の私道ではなく、多分、入っていい道のはず……

河津浜へと続く道・入り口付近
と分け入ったのですが、だんだん不安に。

河津浜へと続く道・畑の側道
…ほ、ほんとにここ通って大丈夫なんでござるか?

河津浜へと続く道・分かれ道
やぶの中は一本道じゃなくて、獣道があっちこっちに伸びています。
あかるい方目指して歩きました。

河津浜へと続く道・出口
やったー!!!!海!!!!
手つかずのシークレットビーチ「河津浜」で拾えたもの

河津浜・左
湾が左右の切り立った断崖絶壁ですごく小さくせまく区切られていて、なんていうかもうもうシークレットビーチ!って感じの湾でした。
一組だけ浜でバーベキューをしてる先客がいましたが、浜にいるのは、その一組と私たちだけ。

河津浜・右
コレは干潮の時刻に来て正解なんでは?
満潮の時刻に来たらこのへん全部海の底の気がします。

河津浜の石たち
海岸の石のアップです。
なんていうかね、落ちている石がぜんぶ火山石!!!って感じに気泡が一杯はいっててゴツゴツしてます。

河津浜のウニ殻
とか言ってたら、これはウニ!?!?
ウニの破片なら拾ったことあるけど、こんな丸ごと一つウニの殻なんて拾ったの初めてです!

河津浜で拾ったムラサキウニ
とか言ってたら、さらに特大のウニの殻!!!
すごいすごい!!!
そのようなアレが以前からウニの殻が欲しい…って言ってたから、
「君がずっと欲しがってたウニの殻だよ、あげる!!!」
って得意満々に差し出したら、
「表面がツブツブしてて怖いいいいい!!!!要らないいいいい!!!!」
って本気で断られてしまいました。
なんだよ!!喜ぶと思ったのにー!
人があんまり来ないような場所だから、こんなウニの殻の完品がごろごろ落ちてる…ような気がしますよね?

河津浜で拾ったシーグラスと貝
シーグラスも、こんなにゴロゴロ落ちてるのみたことない!ってくらいめちゃめちゃ落ちてるんですけど、これがまた大きくて…
潮の流れが早くて海岸の石もみんな大きいから、小さな石はこの海岸にとどまっていられないんだと思うんですけど、一升瓶の底くらいあるサイズのシーグラスがゴロゴロ…
そんな大きさなのに、みんな、尖って無くて端が丸く研磨されてるんです。

河津浜で拾った可愛い石
石もこんなかわいいのとか。笑ってる口みたい!

河津浜で拾った気になる石
こんな、スジが綺麗で気になるのとか…

河津浜・選別タイム
ここだけじゃなくて、やんだにも行きたいし、もちろん、菖蒲沢が一番の大本命!とあとが押してたんで30分くらいで引き返したんですが、それでもこの量。
いやいやいやこれどのくらいあるんだ?って家に帰ってから好奇心で計ったら、シーグラスをこの浜だけで300g強もひろってました!
「河津浜」で拾った石で思い出の『私が拾った石図鑑』作り!
というわけで、家に帰っていつも通り「河津浜」で拾った石で『私の石図鑑』を作りました。
時間に急き立てられ浜辺を後にしたので、あまり拾ってない………

河津浜で拾ったシーグラス
というのは気のせいで、シーグラスはいつもの図鑑用用紙に置ききれなくて、コーヒー瓶(大)に入れてますからね。

河津浜で私が拾った石図鑑
特筆すべきは、やはりたくさんのシーグラス。
そしてウニ殻。
拾った時にはちっちゃいウニと大きいウニなんて呼んでましたが、もう覚えました。
小さいのがバフンウニ、大きいのがムラサキウニ!
バフンウニとムラサキウニの違いは、
バフンウニはたわしのように棘が短く密集していて身はオレンジ、ムラサキウニは黒くて長くて尖った棘で身は白っぽい!
ビーチコーミングのおかげで、にょろんは確実に着々と賢くなっています…!
そうか、海でよく見るあの黒いとげとげのウニから棘が落ちるとこんな見た目になるのか…
漂泊しなくても十分綺麗な気がするけど、漂泊したほうがいいのかな?とか流行りのウニランプ作ってみようかな?とかたくさん拾えたのでいろいろ楽しめそうです。
まとめ
というわけで、今回は秘境の海岸にはウニ貝殻とシーグラスがゴロゴロ!河津浜で石拾いをお送りしました。
まとめると、浜に着くにはけもの道しか道がないおかげか、
「河津浜」には、
- たくさんのウニの殻(完品)
- たくさんのシーグラス
など、都会のビーチならビーチコーマーに大人気でまっさきに無くなりそうなものがゴロゴロ落ちているほか、
- おおきな貝殻
- 火山岩
- 石英
などが落ちていました。
どうよ、にょろん。おまえ、もういっかい行きたい?と聞かれたら、
「けものみちにヘビがでそうだから、夏場はやめておこう!
そして、道に迷ったり、道を塞ぐ木切れで怪我をしたりしそうだから、暗い時間もやめよう!
明るいうちに行って帰ってこれるようなら、また行きたいな!
でもそのときには、けものみちの他の道、あそこ以外の他の入り江に繋がっていそうだった道も探索したいな!」
そんな安心安全冒険ハートでリアルアドベンチャーに再チャレンジしたいにょろんでした。
アクセス情報
河津浜
所在地 〒413-0513 静岡県賀茂郡河津町浜
交通アクセス 河津駅からタクシー10分
イズー(体感型動物園 iZoo)
所在地 静岡県賀茂郡河津町浜406-2