こんにちは、前回の船橋三番瀬で拾えた化石について調べていたら、貝化石は三番瀬より幕張の浜が有名らしい…
と聞いて、
「えっ、幕張に浜なんてあったっけ?!」
とたしかめに行った方のにょろんです。
結果はというと、
浜ありました!
そして、噂は本当でした!
見て下さい!
幕張の浜は、こんな、
いかにも理科室に飾ってありそうな綺麗な二枚貝の化石(しかもみんな方解石化してる!)やらウニ化石やらがざっくざくでした!!!
ビーチコーミングで拾っていいのは1回につき小箱ひとつまで!
というマイオウンルールを設けているというのに、
気が付いたら小箱2つでも余るほどの化石や貝を拾っていました。
というわけで今回は、幕張の浜にビーチコーミングに行ったら、貝とウニの化石がざっくざくだった件をお送りしたいと思います。
Contents
幕張の浜ビーチコーミングは三番瀬ビーチコーミングより安くて早い!?
いやいやいや?お前、そこまで化石好きだったっけ?!
ビーチコーミングで一番拾えてうれしいのは石だって言ってなかった?
って突っ込まれそうですが、ここで思い出してほしいのが、前回までのあらすじです。
にょろんは東京駅から一番安近短で行けるビーチコーミングスポットを探すいっぴきのそのようなアレと化していました…
つまり、交通費と所要時間を調べたら、
東京駅から船橋海浜公園までは、電車とバスを乗り継いで約1時間10分、526円。
東京駅から海浜幕張までは、電車で40分前後、550円。
というわけで、
お値段は、ほぼ一緒、そして時間は海浜幕張のほうが早い!?
とわかり、
あれ?!ひょっとして交通の便を考えたら船橋三番瀬より幕張の浜のほうが行きやすいのでは…?
(なにせ、船橋三番瀬は公園行きのバスが時間に2本、帰りのバスが時間に1本しか走ってないため…)
などという事を考えたというわけなのです。
しかし、さらに幕張の浜についてネットで調べてみると、
幕張海浜公園のDEブロックって…いま工事中…?幕張の浜、入れないのでは??
とか
幕張の浜って、人工海岸だって書いてあるよ。人工海岸で貝の化石が拾えるの…か…?
とか、2つほど懸案事項が出てきたのですが、
断定はできないけど、公園は工事中でも幕張の浜は海側から浜だけは入れるみたいだし、実際のところは行ってみないとわからない!
ということで、行ってきました。
2018年10月13日「幕張の浜」の干潮時刻
行ったのは、2018年10月13日。
この日の幕張の干潮時刻は、真夜中の1時と、お昼の1時9分。
干潮時刻に合わせて、お昼に着くようにいくので問題ないですね!
秋って素晴らしい!
ここをみてそうだ、干潮時刻調べなきゃ!ってなった方の為に、気象庁の干潮時刻のページを貼っておきます。
「幕張の浜」までの正しい道順とコンビニとトイレ情報
というわけで、海浜幕張駅の出口は南口です。
駅前に貼りだされていた地図です。
この地図を見ると、
海浜幕張公園は駅出たらすぐ左。公園にぶつかったらあとは公園沿いに海に向かえばいいんだな!なんだ簡単じゃん!!!
となると思うのですが(にょろんは実際この地図を見て、左側に歩き出し、公園沿いに海を目指しました…)
しかし、ここで駅を出て左に行ってはダメです!
何故かというと、
このルートで出た先の海浜幕張公園のDEエリアは、工事中!
ごらんのとおり、左に行って海に突き当たっても、公園に入れないため、そこから浜には出れないのです。
というわけで、こんな感じになにもない公園の外周を無駄にひたすら歩く羽目になります。
なんといっても、幕張の大地は本気で広大なので!!!
正しい道順は、こうです!
他にも浜に出る方法はあるのかもしれませんが、とりあえず大通りを渡った向こう側の公園エリアは、全面進入禁止。
ぐるっと公園の外周をまわって浜に出る道を探そうにも、あまりにも広大なエリアです。
というわけで、実際外周をウロウロして浜に出たにょろんが示す、道に迷わず“幕張の浜”に最短でつける最適解のルートはこれです!
駅を出たら右側の大通りをでて、野球場をめざしひたすら大通りをまっすぐ!!!
です。
ちなみにコンビニは、正しい順路の大通りの随所にあるんですが、どのコンビニも路面店ではなく、みんなビルの2階とか3階で分かりにくい!
ので、そんなコンビニを探してどこまでも広大な歩道橋の上をウロウロしたくない方は、駅前出てすぐのミニストップがわかりやすいかと思います。
というわけで、正しい道をくると、野球場の前で高架から降りてここに着くかと。
トイレは高架降りてすぐのここにあります。
無駄に公園を遠回りして30分、大通りをまっすぐ来ていたら15分なので、徒歩で問題ない距離かと思いますが、野球場の傍にバス停もあります。
バスを利用される方は、
海浜幕張駅前のプレナ幕張マリーンズストア海浜幕張駅前店前より『ZOZOマリンスタジアム行』
のバスに乗ってください。
とりあえず、浜はこっちです。
この茂みを道なりにぐるっと進むと、幕張の浜入り口の案内が。
ほんとにここ行っていいの?と不安な道ですが、大丈夫です。この道で合ってます。
こんな夜に通ったら半泣きになりそうな恐ろし気な道なのに、ジョギングしている人がちらほら。
浜に出る直前に、左手にトイレがみえます。
道から見た時には震え上がるほどおそろしげなトイレに見えましたが、大丈夫です!
海側からみても、いやいやなんか怖い!な見た目ですが、大丈夫です!
野球場の隣にあったさっきのトイレと同じくらい綺麗安全です!
着きました!
ここが、「幕張の浜」!!!
「幕張の浜」で拾えたもの!
人工浜とは聞いていたのですが、なぜか砂浜の真ん中で半ば砂に埋もれているガードレールに????
野球少年たちが部活動に励んでいます。
ガードレールを超えて浜に出ても、いるのはほんとに、野球少年たちの他は、1組やら2組やらの散歩の人だけです。
…そうだよね!!!
ここまでどこから入ったらいいのかわからないような公園じゃ、地元の人しかいないよね…!!!
浜に出てすぐの足元です。
プラスチック屑ばかりの砂に、
「あっ、ここの砂、もしかして大都会の海仕様!?」
と思いましたが早合点でした。
台風のあとだからか、やたらと漂流物の木々が大きくてしかもたくさん。
海岸に出て白い帯のところを見てみると、
あっ!波打ち際は三番瀬に近い!!!
貝殻のなかに、すでに貝の化石が混じってるの見えてる!!!
「化石いっぱい落ちてますよ!?」
と誰かに向って言いたくなるくらい化石が落ちてるのに、なぜここまで幕張の浜はひとけがないんです?!
貝の化石とおそらくウニ…の化石?いやでもこれもやっぱ貝の化石?
貝の化石、完品すぎないですか!?
「THE化石!!!」みたいなうつくしいみために、つい拾う手が止まらなくなり…
とまらなくなり…
陶片はないこともなかったのですが、やっぱりここでもちょっと、尖り気味でした。
シーグラスも。
立石ではあんなに丸い陶片やシーグラスがいっぱいだったから、都会の陶片は総じて尖っているということではないと思うのですが……
都会で丸い陶片が拾いたかったらどこにいったら、いいんだろうな…?
「幕張の浜」には、拾って帰れないけど、不思議でせめてカメラに収めたくなるものもいっぱいありました。
何の部品だろう?
どこかの電球(大)…?
もって帰るには大きすぎる木片。
コンパスみたいな魚の骨。
これ、関節が曲がるんですよ。
自然凄い!!!
大きさは私のこぶしふたつぶんくらい。船の方位磁石的な部品…?
それからこれ。見た目は普通の石に見えるんですが、
触るとぽろっと手で崩れる。
こんな石とも泥とも呼べぬ小石が「幕張の浜」にはいっぱい落ちてて……こんなに柔らかいのにどうしてここまで丸くなれたんだろう?
あっ、それから気になると言えば鳥も。
東京の海にいるこういう鳥のことを、にょろんは全部ゆりかもめだと勝手に信じていたのですが、今日はニャーニャーという鳴き声に振り返るとこの鳥がいっぱいいて、
「あれ……?おまえ、もしかしてゆりかもめじゃなくてウミネコ…?」
と思って帰ってきてから調べたら、東京にはゆりかもめもうみねこも両方いるのだそう。
なるほど区別つかん!!!みたいに、ぱっとみで区別をつけるのは難しそうでしたが、
水かきがあるのがユリカモメ、ないのがウミネコ
くちばしの色が均一なのがユリカモメ、先が黒いのがウミネコ
と調べてきていま写真を確認したら、
そうね!!きみたち、くちばしの先が黒い!!!
なんか、感動だ!!!
区別がつくって、それだけで感動する!
結局、貝の化石だけでこんなに拾ってしまい、どれを持って帰るか精査。
ウニの化石(推定)もこんなに拾ってしまい、どれを持って帰るか以下同文。
気が付いたら夕方の5時。
浜に着いてから途中ランチ休憩を間に挟みながらも6時間が経過していました…
コドモか!
ビーチコーミング楽しみ過ぎか!!!
「幕張の浜」ビーチコーミングの休憩に!「ビストログランビア」さんでランチ!
ビーチコーミングをはじめて2時間くらいしたところで、
「そろそろかえろうか?」
ってそのようなアレに聞いたら、
「まだまだビーチコーミングしたい!」
といいながらも、浜辺が寒かったらしく風邪っぽくぐしゅぐしゅ言い始めていたので、ひとまずランチ休憩で体を温めることに。
入ったのは、「幕張の浜」から歩いて10分くらい。
大通り沿いのマリブダイニングの3階にある「ビストログランビア」さん。
土日でも食べられるおいしい1000円ランチがあると、そのようなアレがあらかじめ選んでくれていたのです。
1000円ランチはこの中から。
前菜の三元豚の田舎風パテ。
あっ、ビストロってフランス料理のお店だった!と思いだすような、濃厚なフレンチ味でした。
デミ煮込みハンバーグも。
ハンバーグなんてイタリアンだってアメリカンだって日本にだってあるのに、一口食べて、フレンチ味だ!ってわかる味なのすごくないですか。
何が違うんだろう?香辛料…?ソース…?
前菜もメインも久々にフレンチを食べたなと思うようなクリーミー独特なフレンチ味でした。
「幕張の浜」で拾った石で思い出の『私が拾った石図鑑』作り!
家に帰っていろいろ調べたあれやこれやを忘れてしまわない間に、さっそくこの日の図鑑を作りました。

「幕張の浜」で拾った石で思い出の『私が拾った石図鑑』訂正版
これです!
特筆すべきは、やはり貝化石。
小箱に入らないような大きなものは拾わない!
と決めているというのに、一目で入らないとわかるような貝化石のおおきな破片をひろったあげくそれを持って帰ってきてしまったのは、ちいさい貝化石とはまったく石化の感じが違ったから。
他の二枚貝の化石は、貝の中に砂が入ってその砂ごと化石になったのかな?って感じなんですが、大きな貝の破片はくっついている砂も無いというのに、貝自体がずっしりと石のように重くて、しかもなんかくっきりした層があって、鉱石みたいに光ってる……
それが何かまではいまの私にはさっぱりわからないのですが、いつかそのなぞが解ける日まで、手もとにおいておきたいと思っています。
そしてこっちは、貝図鑑。
ツノガイ拾い過ぎか!!!
という突っ込みと共に、今回の注目ポイントは、
「ハイガイの化石」。
にょろんは、自然が大好きといいながら、自然のことを何も知らないずぶのド素人。
ゆえに、貝殻に石がくっついていて石化していたら
「あ、これ化石だ!」
ってわかるんですが、貝だけが浜に転がっていても、それがただの貝なのか貝の化石なのかはわからない……
だったんですが、ハイガイだけは落ちていたら化石だとわかるようになりました。
何故かというと、
現在、東京の浜に残っているハイガイはぜんぶ、化石だから…!
ハイガイは温水域にすむ貝で、関東地方では縄文時代に絶滅しているのです。
おおおー!!!
なんかすごいロマン展開きた…!!!
しかもですよ。
そんなことをいいながらも、サルボウガイ属だって、アカガイとかサルボウガイとかサトウガイとかハイガイとかひとめで見分けがつかないような貝がいっぱいあるんだから、素人に、
「こ、これは間違いなくハイガイ…!」
なんてわかるわけないにょろん!とか思っていたのに、
これが、区別つくんです!
サルボウガイ属のすじの数は
ハイガイ…16~18本
サルボウガイ…30~34本
サトウガイ…38~40本
アカガイ…40~44本
ということで、
東京湾でこういう感じの綺麗な白い貝を拾ってスジが18本なら、ハイガイの化石で確定!!!
今回、アクセサリーでもつくろうかな?と思って、すこしだけ白い貝を多めに拾っていたのですが、
「スジが39本だからこれはサトウガイ!」
とか、
「このちっちゃい貝、17本だから、おまえもハイガイ!」
とか、すべての白い貝の素性がキッパリと知れて大興奮のにょろんでした。
まとめ
というわけで、今回は幕張の浜にビーチコーミングに行ったら貝とウニの化石がざっくざく!をお送りしました。
まとめると、
- 幕張の浜は、人工海岸だけど、海は繋がってるから、東京湾の貝やウニの化石がざっくざく打ちあがるよ!
- 幕張の浜のある幕張海浜公園は工事中だけど、海側からまわって、幕張の浜には入れるよ。
- 拾えるものは船橋三番瀬とほとんどいっしょだけど、船橋三番瀬と違って人工の砂浜と打ちあがった貝がほどよくミックスされているから、貝殻でできた海岸というのもなんとなくおちつかない…という人は幕張の浜、いや!私は天然の浜に拘る!な人は船橋三番瀬と使い分けるといいかも。
にょろんは?と聞かれたら、
にょろんは浜の成り立ちには拘らぬ!
それより広かったり混んでなかったり自然気持ちいいー!なほうが大事なので、
船橋三番瀬も幕張の浜もどっちも、大満足大好き!
どっちも東京から一番近いビーチコーミングスポットとして、これから定点観測したいと思います!
とりあえず6時間も浜にいるんなら、ビーチテントを買ってもいいのでは?とおもむろにビーチテントの選び方を検索し始めるにょろんでした。
※20190222更新:にょろんがカニの化石だと思っていたのが、ウニ(カシパン)の化石とご指摘頂いたので、訂正しました。にょろんはズブのドシロウト!ということで、書いてあることには間違いが多々含まれております。あっ、こいつわかってないんだな!と思ってご指摘頂けると大変助かります!!
アクセス情報
幕張の浜(海浜幕張公園)
〒261-0022 千葉県千葉市美浜区 美浜
交通アクセス 海浜幕張駅から徒歩20分。もしくは海浜幕張駅から「ZOZOマリンスタジアム」終点下車。
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