こんにちは、1泊2日で伊豆を一周ビーチコーミング!といいながら1日目に3つ浜を回った強行軍がたたって、2日目にはすでにへちょへちょだったほうのにょろんです。
本当なら、1日目に河津近辺を回って、2日目は宿泊先の下田でビーチコーミングして、西伊豆でビーチコーミングして、その後土肥でもビーチコーミングする予定だったんですが……
2日目のビーチコーミングは西伊豆の大浜海岸で終ってしまいました。
でも、1日目と違って、大浜海岸だけで何時間も過ごせたので、浜辺を楽しみながらじっくりみっちり石を選ぶことが出来ました。
あまりに景色がいい石がいっぱいだったので、もう2日目はチマチマと移動するのは無しで、ドーンと大浜海岸に根を張ろう!ということになったんです。
こう、メノウとか石英ばっかりじゃなくて、いろんな石が拾いたいな!って言ってたんですけど、大浜海岸はまさにその条件ピッタリ。
先だしすると、こんなかんじです!

大浜海岸・色とりどりの石たち
メノウも石英も落ちてるのに、それよりさらに目を引く
「この石なんだろう?」
って思うような不思議綺麗な石がいっぱいでした!
Contents
2018年11月11日「大浜海岸」の干潮時刻
干潮時間は昨日と変わらないだろー?って感じですが、一応。
2018年11月11日「大浜海岸」の干潮時刻は夜中の1時とお昼の1時です。
一応、干潮時刻のページを貼っておきますが、大浜海岸に関してはあまり干潮時刻を気にする必要はないかと。
もちろん、満潮より、そりゃ干潮のほうがいいにきまってます。
でも、大浜海岸は海岸もなだらか広くて、波も穏やかなので、もし満潮に行っても全然楽しめないということはないと思います。
バス停から「大浜海岸」までの道順とトイレ情報

大浜海岸・バス停
というわけで、「大浜海岸」の最寄りバス停は、「ふらっとまっぷ」の地図スクショの右上にある東海バスの「浜橋」というバス停です。

大浜海岸・スーパー
近くにコンビニはありませんが、バスを降りてすぐにスーパーがあります。ここで大体のものは手に入るかと…!

大浜海岸に至る道
「大浜海岸」までの道順は、このスーパーの横、川沿いの道を入ります。

大浜海岸に至る道・終点
すると、すぐに見えてきました。ここが「大浜海岸」

大浜海岸・トイレ
すぐに海に降りず、もうちょっとこの道を行くと、「大浜海岸」の真ん中あたりにトイレがあります。
(個室の中の棚が広いので、荷物がおきやすい!大荷物だと、こういうのが嬉しい!!)

大浜海岸・なぎさの湯
トイレ近く、魚のモニュメントの傍には、町営のたちより温泉施設「なぎさの湯」もあります。
「なぎさの湯」
営業時間は午前9時~午後8時まで。
定休日は毎週木曜日(木曜日が祝日にあたる時は翌日おくり)
大人(12才以上)600円
小人(6才以上12才未満)200円
今回の旅では入りませんでしたが、何回か入ったことあります。
そんなに景観がよかったり広かったりはしない、ごくごく普通の銭湯ってかんじですが、せっかく西伊豆まで来たんだし気軽にサッと温泉に入りたい!って時には、アクセスが楽でいいとおもいます。
「大浜海岸」で拾えたものはレッドジャスパーに瑪瑙に石英!

大浜海岸・ゲート
というわけで、降ります。
こうやって浜に降りられるゲートはいくつかあるんですが、日によってあいてる場所がまちまちなので、しまってたら次のゲートを目指す感じで歩いていけば、その内降りられるかと。

大浜海岸
おりてすぐの浜はこんな感じ。

大浜海岸・石垣の左側
左側は石垣を超えると、さらに浜が続いています。

大浜海岸・川辺
川もあるんで、川でも石拾い出来るんじゃないかと期待していたのですが……
というか、ふらっとまっぷの地図をみると、海よりむしろ川の方が石が拾えそうなイメージなのですが、にょろん的に川はお勧めしません。
にょろんが行ったこの日だけかもしれないのですが、川は写真撮るのもはばかれるほどのヘドロが、川底全体にびっしりと張り付いていて、石はどれも真っ白に泡をふいていました。
季節的なものかもしれないのですが、ちょっと残念…
でも、拾えるものがちがったらもっと残念だと思ったと思うんですが、ひととおり海岸と川をウロウロした感じ、川も石垣を挟んで右と左どちらの海岸も、石の雰囲気とか大きさとかはいっしょなかんじです。

大浜海岸・石のアップ
というわけで、これが「大浜海岸」の石。
わかりますか?緑の石もオレンジの石も白い石も赤い石もと変化に富んでる!

大浜海岸・色とりどりの石たち
ねっ、ねっ!?これですよ!
キラキラしてる石だけじゃなくて、こういう気になる石がいっぱい!
それから、シーグラスも。
そのようなアレに、
「世界で一番きれいなシーグラス、拾ったからやるよ。」
って言われて手を出したら、渡されたのはこれでした。

せかいで一番きれいなシーグラス
わかります?これ、白でも水色でも無くて、スモーキーグレーなんです!
バカバカ!
「世界で一番きれいなシーグラスだよ」なんて言って渡されたら、私の中でそれが事実になっちゃうだろ!
でもわかる!!!
陳腐な言葉しか出てこないんですが、まるでスモーキークォーツみたいだ!!!
ここまで丸いシーグラスを見たのは、はじめてですよ!
しかもね、丸いだけじゃなくて、大きさも大きくて、しかもガラスに厚みがあるんです。
いったい何に使われていたガラスなんだろう?

大浜海岸・石英
もちろん、シーグラスだけじゃなくて、メノウや石英、水晶も落ちてます。

大浜海岸・レッドジャスパー
それからレッドジャスパー。
伊豆から土肥にかけては、昔から赤碧玉の有名な産地なのだそうです。
そうだったのか…!

大浜海岸・丸い石
それから気になる丸い石。
チョークみたいにしろくてざらざらすべすべなんですけど、チョークみたいに柔らかくはない。

大浜海岸・陶片
あと、陶片も!大浜海岸に落ちている陶片の模様可愛すぎて。
なんていう模様なのかな?

大浜海岸・骨
それから何かの骨。

大浜海岸・ふじつぼの化石…?
ううーん、フジツボの化石…?と思いながらひろったんですが、家に帰ってから驚愕の正体が判明しました。
これ、イノシシの奥歯です。
家に帰ってから私がフジツボの化石だと思うってみせたら、そのようなアレが
「いやこれ…恐竜の歯では?」
って言いだして、そこから、
「いや、恐竜の歯はこうじゃない。恐竜の歯はもっとツノっぽいかんじの…」
「サメの歯も違う。サメの歯は矢じりみたいな感じで…」
「サイズが大きすぎるけど、人の奥歯に似てるから、おそらく肉食か雑食の哺乳類の骨では?」
……ってなったところで、判明しました。
ウェブで画像検索して出てきたイノシシの奥歯の写真と、完全一致…!
そうね!!この間も、西伊豆でイノシシでたってニュースで言ってたもんね…!!!
イノシシの歯くらい、ふつうにおちてるよね…!!!
…ぴゃ、ぴゃあ!!!(動揺の鳴き声)
……ふー!!!

大浜海岸・貝殻
とイノシシショックから気を取り直して、さわやかに(?)表面がツブツブボコボコの貝に移ります。
気になる。なぜこんな穴が開いたのだろう?

大浜海岸・落ちていたかに殻
それからすごく大きなカニの貝殻も。
拾って帰らないものは、パシャって記録に残しておく法則。

大浜海岸・気になる小石
そんなに拾ったって仕方ないだろ!と思って見送りながらも、この緑の石、気になる…

大浜海岸・波のレース
ちいさな木くずが波打ち際に作り出した模様がうつくしい。

大浜海岸・吹き溜まり
「琥珀は波に浮くから、こういう吹き溜まりの下に溜まる」と聞いてから、吹き溜まりを見かけるとつい、寄って行ってのぞく癖がついたのですが、それらしいものを見つけることは叶わず……

大浜海岸・選別タイム
無事昨日の雪辱を果たし、今日は真っ白じゃないですよ!
木切れに陶片に石英にレッドジャスパー、趣のある石もいっぱい!
どれもリリースするのが惜しく、選別タイムに時間かかりました。
「大浜海岸」で拾った石で思い出の『私が拾った石図鑑』作り!
そんなこんなで、家に帰ってきてから「大浜海岸」で拾った石で思い出の『私が拾った石図鑑』を作りました。
いろんな石が拾えてホックホックです!
…が、趣のある石は、これは何の石?と思ってもわからなくて……いつかそのうちわかるようになるのかな…?
なーんて言ってる場合じゃない!!
と、石ころ図鑑と付き合わせて出来る限り分類しました。

大浜海岸で私が拾った石図鑑
間違ってるかもしれないけど、いまはこれがにょろんの精一杯…!
といいつつ、にょろんは今回でやっと、めのうと玉髄と石英と石英脈の区別がはっきりつくようになりました!
ひとことでいうと、全部石英!!!
ってとこまではわかってたんですけど、いまひとつ差がよくわかってなかったんです。
図鑑用の写真を撮った時には相変わらず区別がついていなかったため、色で区分けしたのを無理やり名前つけなおした跡が残ってます。
が、後でよく思いだせるよう、あえて不自然に直した後を残しておこうと思いますという言い訳と共に、その差を説明すると、
めのうと玉髄と石英と石英脈の違いは、
- めのう…石英のうち、透明感があって縞模様が発達しているもの。
- 玉髄…石英のうち、片栗粉を溶かしたような半透明のもの。
- 石英…あまり透き通らない白い塊で、ざらっとした表面のもの。
- 石英脈…地下で岩石に割れ目が出来た後、石英の溶けた地下水が割れ目にしみこみ、そこで形成される石英の集合体。空洞があるとそこに水晶が成長する。
そうか覚えたぞ!
くず餅みたいな半透明のやつは、玉髄!!!
石英のうち、縞があったらメノウって言うのは知ってたんです。
でも、玉髄と石英の区別とか、玉髄とメノウの区別とか、水晶(石英脈)と石英の区別があやしくて…
でも、今回覚えたこれで、今度からこの4つ、はっきり区別がつきそうです!!!

大浜海岸で私が拾った石図鑑2
ついでに、1枚で入りきらなくて別用紙になったシーグラスと陶片も、わかる範囲でいろいろ調べてみました。
にょろんは和骨董も好きなくせに、全然もの知らずで
「陶片のこれ、ウニ模様かな?」なんて言ったら、
「普通に松葉柄だろ。」と真顔で突っ込まれたので。
菖蒲沢で拾ったかごめ柄といい、いや、ほんとうにわたし、なにもしらない……!とおもって…
小さすぎるパーツは何の柄かさっぱりわからなくて特定無理なんですが、この江戸菊の上のピース、なにかはっきりかいてあるのに何の模様かわからないこれがもどかしい…!
シーグラスも調べたら、灰色は存在して、しかも珍しい色とあったので、ホクホクと図鑑の横にメモってみました。
…灰色ってなんの瓶(orグラス?orガラス食器?)なんだろうな…?
まとめ
というわけで、今回は、一泊二日ぐるっと伊豆一周ビーチコーミングの旅、最後の目的地。
レッドジャスパーに瑪瑙に石英!大浜海岸でビーチコーミング!をお送りしました。
で?今回の旅、どこが一番たのしかった?と聞かれたら……
「菖蒲沢」や「やんだ」や「河津浜」のようなワイルドな景勝地でのビーチコーミングも、楽しかったんです。
でも、一番楽しかったのは、意外にも「大浜海岸」
- なにより行きやすくて、スーパーも温泉もすぐそこだし、
- 波も穏やかで、砂浜も歩きやすくて…
- 浜が広くて、見晴らしがよくて、
- いろんな種類の石が拾えて、
と、自然に憧れつつ、大都会に飼いならされたにょろんには、「大浜海岸」が一番、リラックスしながらいろんな石が拾えてのびのび安心快適でした!
次来る時には、大浜海岸の近くに泊って、大浜海岸から左右の海岸をもっと散策したい……
そんな来年の野望を抱くにょろんでした!
そんなこんなで、これが今年最後のビーチコーミングです!
来年の春まで、さよならジャパンの海!
わたしにビーチコーミングの楽しさを教えてくれてありがとう!
アクセス情報
大浜海岸(大浜海水浴場)
所在地 西伊豆町仁科大浜
交通アクセス 東海バス「浜橋」下車5分
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