こんにちは、「やんだ浜」に行こうとして、別の浜についていたほうのにょろんです。
タクシーの運転手さんに別の道の前で降ろされたというのは気づいていたんですけど、タクシーの運転手さんの、
「この道を降りてったら浜に着けるよ。」
という言葉に、
「へー、この先にも浜があるんだー!」
という好奇心に逆らえなかったのです。
その結果たどり着いた「河津浜」とそこで拾えたもの、とかいう詳しい前回の内容はこちらから。
今回はその続き。
道を戻ってたどり着いた本物の「やんだ浜」のほう、緑の絶壁に囲まれた小さな岩浜!「やんだ浜」で沸石拾いをお送りします。
Contents
「やんだ浜」に行ったのは、沸石の崖が見られると聞いたから!
ところで、ビーチコーマー歴5カ月の初心者が「やんだ」に何をしに行ったんだ?
「やんだ浜」なんて学校の先生とか、地質学者先生とかが鉱石採取に行くようなところだろ?
って聞かれたら、いや、誓って沸石の採取とか言って崖とか削る気は全然なくて、そういう沸石の崖とかあるなら見たいって思うじゃないかー!という観光気分でした。
にょろんは自然が大好きなビビリなんで、そんな壁を削るとかいう自然が壊れるかもしれないようなことはしたいと思っていない。
かつ、ドシロウトといいつつ、国立公園とか自然公園とか特別保護区で壁を削るには、県や国に申請を出す必要がある!くらいのことは知っていました。
だからほんとに、ただ奇石や鍾乳洞を見に行くみたいに、緑色に光るという壁が見れたらいいなーみたいな見物気分でした。
といいつつ、あんまり険しいとことかすごく崖の途中とかだったら、見に行ってもわからないかも?とあまり期待はしていなかったのですが…
行ってみたら、崖どころか、浜一面に沸石がゴロゴロ…

やんだ浜のセラドン石
みてくださいこれ。
もちあげるのさえやっとくらいの大きな石なんですが、

大きすぎるセラドン石
こんな浜に転がってる石さえセラドン石と輝沸石!!
2018年11月10日「やんだ浜」の干潮時刻
というわけでもったいぶらず、ドンドン行きましょう!
と言いたいところですが、ピンポイントにこの記事だけ読んでいる方の為に念のため説明しておくと、やんだ浜に行ったのは、2018年11月10日。
2018年11月10日の干潮時刻は夜中の0:11とお昼の12:24。
「やんだ浜」は浜辺も狭いし波もかなり荒かったので、可能な限り干潮時刻に行くのをおススメします。
というわけで、「やんだ浜」の干潮時刻をペタって置きます。
iZooから「やんだ浜」までの道順とコンビニ、トイレ情報

iZooの看板
次に順路。出発点はここ、iZooです!
と手っ取り早く言いたいのはやまやまですが、いやいやだからこの記事だけ読んでるから、せめて河津駅から説明しろって方の為に河津駅からiZooまでの道案内をさらっと入れておくと、
iZoo浜までは、河津駅からタクシーで10分弱、1000円前後です。
徒歩の場合は河津駅を出たら大通りを海に向って歩いて、海岸線の道とぶつかったら右折。
そのまま道なりに海岸線を歩いていくと、このiZoo看板が見えてきます。

iZooの入り口
「やんだ浜」の最寄りにトイレやコンビニはありませんが、iZooの入口にちょっとした売店やレストラン、トイレや自販機があるので、休憩がてらそこを利用するのが便利かと思います。

iZooのレストラン
にょろんも「河津浜」から「やんだ浜」に行く途中で休憩に立ち寄ったのですが、レストラン、開放感あって見晴らしよくて快適でした!

iZooのソフトクリーム
さざえのつぼ焼き、気になる……いや、ほんとに気になるのはワニの串焼きだけどそっちは頼む勇気ない…とかいいながら、この日はメチャメチャ暑かったのでソフトクリームおいしかったです。
iZooはまた今度ね!って時には、河津駅前にセブンイレブンがあるので、そこでの調達をおススメします。

やんだ浜への道・入り口
さて、それではiZooからの道順ですが、出発点はここ。
看板の横のベンチ。

やんだ浜への道・スロープ
このベンチのある脇道をずずっと降りていきます。
さっきの河津浜より道が立派だねぇ!って言っていたのは、この辺りまで。

やんだ浜への道・道を塞ぐ竹
このとおり、倒木で道が遮られてるし、地面は前日の雨でぬかるんで、誰かが泥の中、足を踏み外して滑落した痕が残ってるしでかなりデインジャラスです。
小学校低学年より小さいお子さん連れの方には、お勧めしません。
この道を通る時には、スニーカーにジーンズにウインドブレーカー、それに軍手!みたいな割と本気のハイキング装備をおススメします。

やんだ浜への道・沢
でも、そんなけもの道が続くのは10分くらいです。

やんだ浜への道・出口
無事、海に出れました!
「やんだ浜」でセラドン石とモルデン沸石拾えちゃいました!

やんだ浜
ザバーン!!!と荒波強い!

やんだ浜から陸を臨む
みてください、この景観!
浜に出て陸側を振り返ったところです。
海からも陸からも隔離された断がい絶壁に囲まれたビーチスポット!そんな感じです。
けものみちに滑落のあとがあったので誰か浜に先客がいるかとおもっていたのですが、誰も居ませんでした。

やんだ浜の海岸
浜のアップです。

やんだ浜の石
さらにアップです。
もうね、まっすぐ立って歩くのが難しい感じにいっこいっこの石がゴツゴツボコボコしてて大きい!

やんだ浜の貝
ほとんど石ばかりで貝はほとんど落ちてなくて…たまに見つかる貝殻は経年劣化がすごい真っ白なもの…

やんだ浜の…海藻?
あと、これ。ううーん、これはなんだろう……海藻…かな?

やんだ浜の入り江
なんていうか、このこれ…奇石の景勝地にこういう浜ってあったりしませんか?
ちょうど干潮時刻だったおかげで、空を反射した水たまりがとても幻想的で…

やんだ浜の崖
日差しで壁の印影がきつくて、これはシロウトに色の違う崖とか探せとか言われも無理、とおもって遠巻きに眺めていたら
「あったよー!」
と呼ばれて、見に行ったら…

やんだ浜の崖アップ
おおおおおー!!!!!
こんなのきっと、こうやって呼ばれてここだよって教えてもらわなかったら気が付かなかった!
でも見ると本当に緑だ!そうか、これがかのセラドン石!!!
とか思ってたらですよ。
壁際の水たまりに手を突っ込むと、緑色の石、ごろごろ落ちてるんです。
いや、壁際じゃなくたって、よく見たら浜中に、緑の石がゴロゴロ…ひとつこれがセラドン石だよって見せてもらったおかげで、他の石と区別がつくようになったというか。

やんだで拾った沸石
ねっ、これも!

やんだで拾ったセラドン石とモルデン沸石
セラドン石の中に、綺麗な輝沸石が…!

やんだで拾った貝
今回の旅では貝は拾って帰らない!と思いながらも、何が拾えたのか思い出に記念撮影だけでも。
これ、写真じゃ大きさわからないと思うんですが、さざえの蓋がにょろんのこぶしサイズなんですよ(つまり一緒に写ってる他の貝もそれくらい大きい)
ブログに載せるのは基本、自分が拾ったものだけ、というマイルールを破って一枚だけ。

やんだのセラドン石と輝沸石
そのようなアレが拾ったセラドン石を。(これも海の水たまりの中から拾ってきたやつ)
「やんだ浜」で拾った石で思い出の『私が拾った石図鑑』作り!

「やんだ浜」で拾った石で思い出の『私が拾った石図鑑』訂正版
というわけで、こちらが「やんだ浜」でひろった石で作った今回の『私が拾った石図鑑』です。
陶片もひとつだけ落ちてました。
ウニ殻も「河津浜」に引き続き拾っています。
ウニ殻が拾えたのは、やっぱりこの浜も、普段はあまり人が来ない場所だからでしょうか。
それから、大きすぎて何度も置いて来ようとしたんですが置いてこれなかった輝沸石、それに意外とたくさんのセラドン石。
ところで沸石ってなんだろう?って調べたら、
沸石(ふっせき、ゼオライト、zeolite)とは、カルシウム・ナトリウム・アルミニウムなどの含水珪酸塩 (けいさんえん) 鉱物。加熱すると水を放出し、すきまのある結晶となる。
とかいてあって、やっとそこで気が付きました!
あの白いふさふさが、モルデン沸石!
そうか、いつか菖蒲沢で石を拾った時、セラドン石はモルデン沸石といっしょにいることが多いとか教わったアレはこれかー!!!
その時の菖蒲沢の記事はこちらから。
そうか、菖蒲沢はすぐ隣だから、隣の浜までセラドン石が流れ着いても、すこしも不思議ではないんだな…!
まとめ
というわけで、今回は緑の崖に囲まれた小さな岩浜!「やんだ浜」で沸石拾いを送りしました。
まとめると、「やんだ浜」は噂通りの沸石の宝庫。
浜には沸石の転石がゴロゴロ落ちていました。
しかし、折れた竹が突き出ていたり、足元が泥ですべったりと、国道から浜に降りる道が険しいため、小さいお子さん連れの方にはお勧めできません。
それでも、景勝も一見の価値アリ!の素晴らしさなので、ハイキング好きの大人の方にはお勧めです。
その際は、タンクトップ・半ズボン・ビーチサンダルの軽装備で向かうと大変なことになりますよ!
長袖長ズボン、軍手とスニーカーのフル装備がおススメです!
アクセス情報
やんだ浜(河津浜)
所在地 〒413-0513 静岡県賀茂郡河津町浜
交通アクセス 河津駅からタクシー10分
イズー(体感型動物園 iZoo)
所在地 静岡県賀茂郡河津町浜406-2