こんにちは、三連休初日に材木座海岸、森戸海岸、真名瀬海岸、立石海岸と、日帰り三浦半島弾丸ビーチコーミングの旅に出ていた方のにょろんです。
三連休なので、本心はゆっくりとどこかに泊りに行きたかったのですが、世の中はGOTO三連休。
ということで、誇張でなく宿はどこも満室でとれず……
さらには今回のコロナ感染第三波の到来です。
というわけで、遠出はやめて、今週末は近場でアウトドアするのにしよう!
いくら3連休とはいえ、12月直前の浜で海遊びしようなんて酔狂な人がそんなにいるはずない!
材木座海岸リベンジビーチコーミング~一か所くらいその間の海も立ち寄りながら最後に立石海岸でビーチコーミングして帰って来よう!
という計画を立てたのです。
結果はというと、
- 12月目前の海に人がいるはずないなんて、幻想でした!鎌倉の海は、サーファーでいっぱいでした!
- しかし!サーファーのひとはみんな波より向こうにいるので、波打ちぎわはすいてました!
というよかったのかよくなかったのか…いや多分よかったんだ…などというビミョーな感想と共に、ひろったこれ見てください。

材木座海岸ビーチコーミング/馬の歯
材木座海岸でひろったこれ………馬の歯では!?!?!
Contents
材木座海岸リベンジビーチコ―ミングに出かけた理由
三浦半島ビーチコ―ミングの旅の第一目的地、材木座海岸は、にょろんにとってははじめての浜ではなく、二年ほど前に一度ビーチコ―ミングに行ったことのある浜です。
前回のブログどれよ?って方はこちらから!
ということで又聞きではなく実際にょろんがそのとき材木座で拾えたものをここに書くと、
- ツメタガイの穴が無数にあいたキツネ石
- 陶片
- 銀化したひょうたん型の薬瓶
この3つでした。
薬瓶はメチャクチャテンション上がるお宝でしたが、残念ながら、ビーチコーミング自体は、あまり楽しく無くて…
というのも、2年前ににょろんが行った時の材木座は
「ザ・都会の浜!!」
って感じで、
- 浜の一部は封鎖されていてブルトーザーが工事現場よろしく何台も砂を掘り返してるし、
- 浜の陸側は微細プラスチックでびっしりだし、
- 浜はサラサラの砂しかなくて石も貝も全然落ちてなくて……
そうか、大都会の浜ってこんなかんじなんだ…
と、ちょっとしょんぼりしながら浜を後にした記憶があります。
そんなちょっと残念な思い出の材木座をリベンジする気になったのは、材木座ビーチコーミングの記事にコメントを頂いたから。
頂いたコメントをここに全文転載すると、
「材木座でのビーチコーミングですが川寄りから次の小さな川までの間はサクラガイが多く、それより先に行くと落ちているものも荒くなり陶片とか馬の骨とかがあります。冬場の荒れた日の翌日に行くと普段とは違うものが拾えたりするのでおススメです。」
とありました。
どうです?そう聞いて、確かめに行きたくありませんか?
にょろんは?って聞かれたら、行きたいに決まってます!!
小さな川なんてぜんぜん見てない…その半分くらい…都会の浜の洗礼にしょんぼりだったにょろんは、材木テラスくらいで前回力尽きた……!
ということで、今度鎌倉方面の海を周ることがあったら、絶対材木座をリベンジする!って決めてたんです。
というわけで、今回は、材木座海岸のなかでも、ピンポイントに小さな川こと豆腐川のむこうを狙っていくことになりました。
2020年11月21日の材木座の干潮時刻
2020年11月21日の材木座の干潮時刻は14時40分。
にょろんは三浦半島半周の旅の第一目的ということで後の目的地がつかえていたため、朝10時前くらいに材木座海岸についていましたが、材木座海岸は遠浅の浜ということで、もし時間を選べるなら干潮時刻にあわせて行った方がお宝に巡り合える確率は高くなるかと思います。
というわけで、材木座海岸の干潮時刻のページをここに。
「材木座海岸」へと向かいながら鎌倉ブラブラ歩きふたたび!

材木座海岸ビーチコーミング/鎌倉駅
というわけで今回の旅はここから。鎌倉駅です。
前回の材木座がすでに二年近く前のことですっかり道を忘れていたため、来る途中の電車の中で自分のブログを読みなおしました。
おかげで予習はばっちりです。

材木座海岸ビーチコーミング/鎌倉駅前
駅をでたら駅前すぐの御成り通りへと向かいます。

材木座海岸ビーチコーミング/御成り通り
3連休の鎌倉は人でいっぱいなのでは?とちょっと心配だったんですが、まだモーニングをやってるような一部のカフェしか開いてない朝の時間のおかげで、この通り!人通りもほとんどなく静か!

材木座海岸ビーチコーミング/御成り通り
ホットワインを出してくれるスペインバルのお店、気になる!

材木座海岸ビーチコーミング/ジェラート屋さん
路地スキーとしては、やはり、前回行ったこの路地の先のジェラートやさんがオシャレかわいくて気になる!

材木座ビーチコ―ミング/にゃんこたん
すごい大きなだみ声で撫でてくれと寄ってくるニャンコたんが出てくる路地もあります!

材木座海岸ビーチコーミング/KIBIYAベーカリー
そんななか今回選んだ路地はこちら、KIBIYAベーカリーさん。

材木座海岸ビーチコーミング/KIBIYAベーカリー入口
開店時間10時とwebには書いてあったのですが、もう開いていました。

材木座海岸ビーチコーミング/KIBIYAベーカリー入口
コロナ対策の為、店内に入れるのは一度に4名のみ。

材木座海岸ビーチコーミング/ベーグル
ベーグルおいしそう。

材木座海岸ビーチコーミング/スコーン
スコーンもおいしそう。

材木座海岸ビーチコーミング/焼き菓子
あっ、シュトレン!

材木座海岸ビーチコーミング/焼き菓子
浜で食べる朝食的なパンを…と思って立ち寄ったのですが、焼き菓子があまりに美味しそうだったため、焼き菓子ばかりを大量買い。

材木座海岸ビーチコーミング/江ノ電線路
等と言ってる間に、御成り通りはおしまい。江ノ電の線路を横切って

材木座海岸ビーチコーミング/道順
ここからは大通りを海に向ってただまっすぐ。

材木座海岸ビーチコーミング/ローソン
コンビニに立ち寄りたい方は、海に出る少し前のここにローソンが有ります。

材木座海岸ビーチコーミング/十字路
前回来た時には海が目の前の十字路にローソンがあったんですが、今回行ったらラーメン屋さんになっていました。

材木座海岸ビーチコーミング/海岸前の道
通りを渡ったら川を挟んで右が由比ヶ浜、左が材木座海岸です!
いやーーーーーーーーーーあれーーーーーー

材木座ビーチコ―ミング/浜辺の様子
人がいっぱい!?!?!?
「材木座海岸」で拾えたものは

材木座海岸ビーチコーミング/脇道
今回目指すは小さな川の方ということで、すぐに浜に降りずちょっとだけ先へと歩いて

材木座海岸ビーチコーミング/入口
ここから浜に降りました。

材木座海岸ビーチコーミング/浜の様子
ら、わかりますかね?
この波打ちぎわに点々と写っている黒い点、ぜんぶ、人の頭です。

材木座海岸ビーチコーミング/浜の様子
いやー、ほんとに12月直前の海で浜遊びしようと思うひとなんて、そんなにいないだろうと思ってたのに…!
しかも、こんな朝早くから出かける人なんてもっといないと思ってたのに…!
事実、まだ店も開く前の朝の時間帯という事で、商店街はあんなにガラガラだったのに…!!!
海はサーファーでいっぱい!!!!

材木座海岸ビーチコーミング/浜の様子
いや、ここは鎌倉、そして今日は三連休初日ですもんね!
そして12月目前とは思えないあったか陽気ですもんね!
しかたない!!!
材木座は諦めて次の浜に行くべきか…と冷静になってよくよく浜を観察したら、

材木座海岸ビーチコーミング/浜の様子
無問題。
サーファーの数は凄いけど、サーファーの人たちはみんな波より向こうにいる。
つまり、波打ち際にはいっぱいディスタンスある!
ということに気づいたため、やっとここで腹をくくって、材木座海岸へと分け入ることに。

材木座海岸ビーチコーミング/砂アップ
というわけで、浜に足を踏み入れた直後の砂浜アップです。

材木座海岸ビーチコーミング/サラサラの砂
サラッサラ!!

材木座海岸ビーチコーミング/浜の様子
前回来た時には、波打ちぎわから離れた道路側の砂は微小プラスチックでいっぱいだったんですが、工事が終わったからかそれとも昨日の大風で浜の砂が入れ替わったのか、前回とは浜の砂やら石やらの様子がぜんぜん違う感じです。

材木座海岸ビーチコーミング/浜の様子
前回来た時には、陸近くはゴミの山、波打ちぎわは石も貝もないサラサラの砂浜だったんですが、今回は陸近くですでにこの通り、貝殻一杯。

材木座海岸ビーチコーミング/ツメタガイ
ツメタガイとかツメタガイに穴をあけられた石とか。

材木座海岸ビーチコーミング/さざえ
こぶし大のさざえ(←推定)の貝殻

材木座海岸ビーチコーミング/二枚貝
二枚貝も

材木座海岸ビーチコーミング/牡蠣
カキの貝殻もおっきい!!!

材木座海岸ビーチコーミング/牡蠣
まるで同じ浜とはおもえないくらい、今日は大きな貝殻がいっぱい!

材木座海岸ビーチコーミング/陶片
あっ、陶片!尖ってる!!でもチドリ柄可愛い!!

材木座海岸ビーチコーミング/豆腐川
と、ようやくここで小さな川こと豆腐川に到着。

材木座海岸ビーチコーミング/豆腐川
予定では大きな浜の方は今回は素通りくらいのつもりでいたのですが、前回と様子が違っていろんなものがおちていたためここまでたどりつくのにかなり時間がかかってしまいました。
そんな嬉しい誤算はあったものの、さてここからが今回の本番。
「ちいさな川を越えると陶片とか馬の骨が拾える」
と教えてもらってここまで来たものの、そして
ビーチコーミングの前日は、はからずしも大風の天気だった。
ということでお宝を拾える条件としては揃ってるものの、やはり
どシロウトがいきなりやってきてスペシャルなお宝をゲットできることなんてまずまず起こりえない
と思っていたため、目は血眼って言うよりはむしろなごやか。
なにより前回と違い、ここまでで十分、自然を満喫出来ましたしね!

材木座海岸ビーチコーミング/ワカメ
というわけでワカメをパシャっと撮ったりとか(前回はワカメばかりだったのに、そういえば今回は川向こうにワカメはほとんどみなかった…)

材木座海岸ビーチコーミング/大きすぎる陶片
ここで拾える鎌倉時代の陶器は白磁と青磁らしいと聞いたけど、やっぱり
「これは白磁…!」
とかドシロウトに区別はむりっぽいですとかいいながら陶器を拾い上げてはリリースしてみたり

材木座海岸ビーチコーミング/ヒトデ
綺麗に干からびたヒトデをパシャったりしたところで、

材木座海岸ビーチコーミング/馬の歯
あ、フジツボかな?と拾い上げたコレ……あれ?

材木座海岸ビーチコーミング/馬の歯
これまさか……馬の歯…?
いやいやまさか…そんなことあるわけ…でもとりあえずこれフジツボじゃないなんかどうぶつの骨っぽい…
ということで、あわててそのようなアレを呼び寄せたところ、
「それ、馬の歯だよ!待ってろ検索かけてやる!!」
とその場で画像をインターネット検索かけたところ、完全一致です!
材木座名物、馬の歯、拾ってしまいました………!

材木座海岸ビーチコーミング/浜の端
浜の端の方はサーフィン教室のような雰囲気のものが開催されていてめちゃくちゃその辺だけ浜辺も人でみっしり一杯だったため、浜探索はその手前でおしまい。

材木座海岸ビーチコーミング/選別タイム
ここで選別タイムとなりました。
集合写真で持ても、骨がめちゃめちゃ存在感はなっている…!!!
とはいえ、じつのところ。
骨は、にょろんのお宝管轄外。
材木座の馬の歯なんて、きっとものすごい天下一品の宝!
誰もが垂涎のお宝だとおもう!
でも、にょろんのお宝では無いのなら、それは欲しい人に譲るべき…
それがビーチコーマーにょろんの信条。
ということで、欲張っても仕方が無いとここで写真だけ取って浜にリリースしてこようとしたのですが
「バカを言え、材木座の馬の骨なら私がほしい!!!」
と同行のそのようなアレがすごい勢いでその場で名乗りをあげたので、今回、こんなものが拾えましたということで図鑑用に写真だけ取らせてもらって、現物はダイジにしてくれるそのようなアレに譲渡ということになりました。
そのようなあれには何時も拾ったシーグラスとか陶片とかいっぱいもらってますしね!
喜んでもらえてにょろんも嬉しい!!!
「材木座海岸」で拾った石で思い出の『私が拾った石図鑑』作り!
そして本日。材木座で拾ってきたもので、図鑑を作りました。

材木座海岸ビーチコーミング/図鑑
こちらです。
特筆すべきは、言うまでもなく馬の歯。
材木座の海岸、そしてお隣の由比ガ浜は、馬の骨や歯が漂着することで有名な海岸。
拾ったことで今回改めて調べなおしたんですが、
材木座には鎌倉材木座遺跡という遺跡があって、そこでは鎌倉時代から室町時代にかけての人骨や獣骨(犬の骨や馬の骨)が発掘されているのだそう。
というわけで、今回にょろんが拾った骨は、やはり時代は鎌倉時代~江戸時代ということになるようです。
というのも、明治以降は死んだ馬や豚は焼却処分にしているらしいので、骨=それ以前のそのまま埋めていた時代のものということになるようです。
そして、写真にはうまく写っていませんが、こんかい拾ってきたシーグラスはみんな気泡入り。
つまり、手吹きガラスの時代のもの。
そのなかでもとくに。
みてください、これ。

材木座海岸ビーチコーミング/銀化したシーグラス
浜で撮った写真ですが、これ、銀化して光ってます。
前回材木座でも銀化ガラスを拾っているのですが、もしかして材木座は銀化ガラスのメッカでもあるのかもしれません…!?
まとめ
というわけで、今回は、材木座海岸で石拾いリベンジ!拾えたのは馬の骨でした!?をお送りしました。
行ってみた感想を箇条書きで列挙すると、
- 材木座は冬でもサーファーでいっぱいの賑やかな浜です。
- 前回あれだけみた微細プラスチックはぜんぜん見かけませんでした。
- 浜の砂は蹉跌を含んだサラッサラの砂浜…なところは変わりませんが、砂の中に貝や石がたくさん混じっています。
- 大きな貝殻もいっぱい落ちてます。
- 陶片はあいかわらずよくとがっていました。
- シーグラスもよくとがっているのが多かったですが、古い時代のシーグラスもかなり落ちていました。
- なにより、馬の骨、ほんとにありました…!
そんなこんなで前回、銀化瓶が拾えてホクホクながらもそれ以外は貝も石もなく浜として味気なかった材木座を覚えているだけに、今回の材木座は名前だけおなじのまるで違う浜!
前回から2年の間に浜辺の大工事が終わったから??
その間に潮の流れが変わったとかなのかな?
とあいかわらず海のドシロウトには理由はわからないものの、
古い時代のシーグラスが一杯で、銀化ガラスも拾えて、貝殻もいっぱいで自然気分マンキツできて、さらには馬の骨も拾えちゃう!となれば、魅力はいっぱい!
馬の骨が拾えたとなれば、次は鎌倉時代の陶器!
と欲が出てくるのが人間!
ということで、鎌倉時代の陶器をもうちょっとよく勉強して
「そろそろ鎌倉時代の白磁と昭和のお茶碗の区別がつく見分けがつくにょろんになった…気がするぞ!」
な気になれたら、今度は鎌倉時代の陶器を探しにまた材木座にビーチコーミングに来たいと思っているにょろんでした!
関連記事
材木座にビーチコーミングに行った最新の記事はこちらから
材木座にビーチコーミングに行った以前の記事はこちらから