こんにちは、一年に何度か急激にハンドクラフト熱が再燃する方のにょろんです。
今年にょろんにマイブームが訪れたのは、オーブン粘土!
きっかけは、スティック状のお香が立てられるお香立てが探してもどこにも見つからなかったからなんですが…
百均からはじまって、三百均とか雑貨屋さんとか、その手のものを取り扱ってそうなお店を何軒も回ったのですが、
何故か、お香は売ってるのにお香立ては売ってない。
という事態に見舞われ……
そんなときに目に入ったのが、ダイソーのオーブン粘土。
もうこうなったら自分で作った方が早いのでは?
だって、お香立てなんて、そんな複雑な形じゃないし…
いかにも簡単に作れそう!
などとオーブン粘土を手に取ったのが運の尽き。
やってみると、オーブン粘土って全然簡単じゃない!!!!
- べたべたしててめちゃくちゃ手にくっつくし!
- なのに伸ばしてるとすぐにちぎれて全然思い通りの形にならないし!
- 伸ばした粘土の縁にカッターを当ててくりぬこうとしてもグニュっと潰れるし!
- 同上、粘土へらでくり抜こうとしてもグニュっと潰れるし!
- 爪楊枝で模様を描いてもきれいなラインにならないし!
結論:お香立てくらい簡単に作れるなんて、素人の幻想だった!
ずぶの粘土素人のにょろんに作れるのなんて、箸置きがせいぜい!
しかもクッキー型で抜いたのがやっと!
と現実を知ってからお米粘土と石粉粘土と樹脂粘土とオーブン粘土を買って毎日粘土に取り組むこと一ヶ月。
(※誇張ではなく毎日仕事が終わってから一日1時間と時間を決めてほぼほぼ一日も欠かさずこっそり練習しました)
やっと自分で気に入ったと言える箸置きが作れました!
えっ?ゼロ進歩?
いいえ!初日に作った箸置きはまったくお気に入りとは呼べませんでした!
というわずかな進歩に対する希望と
ひと月練習しててそれでもクッキー型で抜いた箸置きがやっとなのか!
という絶望とともに、いつかお香立てに至るまでの道のりの長さをおもんぱかりたい今回。
オーブン粘土歴1ヶ月!ダイソーのオーブン粘土で箸置きを作ってみた!です。
Contents
- 1 オーブン粘土とは?
- 2 オーブン粘土で箸置きを作るのに必要な道具
- 3 オーブン粘土で箸置きを作ってみた!
- 3.1 手順1)机の上に水入れと濡れ布巾を用意します。
- 3.2 手順2)粘土板の上にクッキングペーパーを敷き、割り箸を左右に置きます。
- 3.3 手順3)粘土を必要なだけ取り出してのこりをラップで包みます。
- 3.4 手順4)粘土をこねて手のひらで伸ばします。
- 3.5 手順5)伸ばし棒で均一に粘土を伸ばします。
- 3.6 手順6)クッキー型で粘土を抜きます。
- 3.7 手順7)粘土の縁を手でならす。
- 3.8 手順8)ドライバーで顔を描く。
- 3.9 手順9)粘土を一日以上自然乾燥させる。
- 3.10 手順10)粘土を160~180度のオーブンで30分焼く。
- 3.11 手順11)粘土を冷ます。
- 3.12 手順12)アクリル絵の具で色づけする。
- 3.13 手順13)コート剤を塗る。
- 3.14 手順14)粘土を100度のオーブンで15~30分焼く。
- 4 オーブン粘土で箸置きを作るコツまとめ
- 5 まとめ
オーブン粘土とは?

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/オーブン粘土
まずはオーブン粘土をまだ知らない方のために、その説明から。
オーブン粘土とはおうちのオーブンで簡単に陶芸ができる粘土のことです。
トースターや電子レンジは不可。
オーブン粘土を焼くことが出来るのは、温度調節が出来るオーブンのみ。
という制約はあるものの、箸置きに限らず、ブローチや置物、食器など小物から大物までオーブンに入るサイズのものならなんでもおうちで陶芸出来ちゃう夢の粘土です。
オーブン粘土で箸置きを作るのに必要な道具

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/材料
オーブン粘土でおうちにある型抜きを使って箸置きを作るのに必要な材料は、下記の通り。
必ず必要なもの:オーブン粘土、コート剤、抜き型、粘土板、のし棒、クッキングシート、割り箸2本、筆、オーブン。
あると便利なもの:水入れ、濡れ布巾、新聞紙、牛乳パックを開いたもの、粘土へら、目打ち、カッター、長楊枝、ストロー、ドライバー、(絵付けする場合)アクリル絵の具、筆、ドットペン、
です。
順に説明していきます。
必ず必要なもの①オーブン粘土

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/オーブン粘土
ダイソーにあるオーブン粘土は、白、ブラウン、黒の三色です。
黒はまだ使ったことがないので感想は無し。
白とブラウンを使った正直な感想は「なんとなくたしかに比べると白のほうが白いけど、焼くとあんまり変わらないような…?」です。
白とブラウンのどちらも、焼くと素焼き感のあるツブツブの質感が出てきます。
必ず必要なもの②コート剤

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/コート剤
ダイソーにあるコート剤は1種類。
蓋を開けると実はこういう化粧品のリキッドかな?みたいな一滴一滴出てくるタイプなので、クッキングシートの端っことかに何滴か出してそれを筆で粘土に塗る広げるような形となります。
必ず必要なもの③抜き型

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/型
いろんな抜き型を使ってみた感想としては、写真にあるようなジンジャーマンタイプは抜きにくい!ということ。
手足がちぎれたり、そうでなくても型から取り出そうとして引っ張られてその部分だけ厚みが変わったりちぎれたりするので、初めての方には、できるだけ単純な形の型をまずはオススメしたいと思います。
必ず必要なもの④粘土板

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/マット
ダイソーにある粘土板はきょうりゅうさんの形に粘土板がえぐれてるタイプだったので粘土板の代わりにA5のカッターマットを買ってきましたが、後日セリアに普通の粘土板が売っているのを見つけたのでこれからそろえるぞ!という方はセリアを覗いてみるのをオススメします。
必ず必要なもの⑤のし棒

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/のし棒
ダイソーに売ってるのし棒は3種のへらがついてくるタイプ。
さらにはのし棒の蓋が開いて中にへらが収納できる優れものです。
必ず必要なもの⑥クッキングシート

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/クッキングペーパー
絶対無いと駄目なわけではないのですが、無いと高確率で粘土板から粘土が剥がれないのであったほうがいいかと。
必ず必要なもの⑦割り箸

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/準備
粘土の厚みを均一にするのに使います。
必ず必要なもの⑧筆

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/筆
絵付けをしない場合にも、コート剤を塗るのに筆は必要になります。
にょろんがダイソーで買った筆は4本入りの平筆です。
大きな平筆はコート剤を塗るのに、他の筆はアクリル絵の具を塗るのに使ったり、粘土の表面をなめらかにするのに使ったりしています。
あると便利なもの①水入れと濡れ布巾

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/水入れ
オーブン粘土はめちゃくちゃ手にくっつく!
ので作業してる机の上に水入れと布巾がないと、ひっきりなしに手を洗いに水道と机の前を行ったり来たりすることになります。
あると便利なもの②新聞紙
オーブン粘土は手でこねてるだけで、ぽろぽろとちっちゃい粉末が床に散らばる!ので、あったら新聞紙、なかったらレジャーマットなどを机の下に引いてから作業することをオススメします。
あると便利なもの③牛乳パックを開いたもの

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/牛乳パック
無くてもいいのですが、あると成形した粘土を乾かしたり、絵付けした粘土を乾かしたり、コート剤をぬった粘土を乾かしたりするのに便利です。
なかったらクッキングシートでもOK!ですが、牛乳パックは何度も再起用できますので何度も粘土遊びをする予定があるときには作っておいて損はないかと!
あると便利なもの④粘土へら、目打ち、カッター、長楊枝、ストロー、ドライバー

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/道具
これらはどれも、粘土に模様をかいたり顔を描いたりするのに使います。
あると便利なもの⑤アクリル絵の具、筆、ドットペン

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/絵付け道具
粘土に絵付けをするのに使います。
といいつつ、絵心のないド素人が粘土に筆で線を引くのは結構難しい!
インターネットで色々調べてみたところ、ドットペンがいいと書いてあったので使ってみたところ、これが好感触!
ドットペンの先にアクリル絵の具をつけて、こんもりちょんと乗せるように粘土に絵の具を置くときれいなドットが描けます。
オーブン粘土で箸置きを作ってみた!
手順1)机の上に水入れと濡れ布巾を用意します。

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/水入れ
手順2)粘土板の上にクッキングペーパーを敷き、割り箸を左右に置きます。

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/準備
最初にょろんは割り箸を二膳用意して使ってたんですが、途中で割り箸を割って一本ずつで使ってみたところ、それでも特に問題なく使えました。
手順3)粘土を必要なだけ取り出してのこりをラップで包みます。

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/粘土
にょろんはラップで包んだものをさらにジップロックに入れて保存しています。
そのおかげか、一ヶ月たっても粘土は柔らかいまま保存できています。
手順4)粘土をこねて手のひらで伸ばします。

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/のばし
意外とのし棒に粘土がくっついてしまうので、あらかじめある程度作りたい大きさに粘土を手で伸ばし、最後の工程をのし棒に任せるかんじでいくとうまくいきます。
手順5)伸ばし棒で均一に粘土を伸ばします。

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/のばし
水分が足りないとのし棒で伸ばした粘土の表面がこの時点ですでに割れてたりするので、そのときには少しだけお水を足して粘土をこね直します。
(水分が多すぎると逆にのし棒に粘土がくっついて離れなくなるので、水の足しすぎにご注意ください)
手順6)クッキー型で粘土を抜きます。

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/型抜き
クッキー型から外すときには、力を入れずそっと押してください。
手順7)粘土の縁を手でならす。

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/縁のケバケバ
クッキー型で抜いた縁はこんなふうに毛羽立っているので、指先でそっとなでるようになでつけます。
手順8)ドライバーで顔を描く。

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/顔
にょろんの感想としては、長楊枝、目打ち、カッター→粘土にきれいな線を引くのはかなり難しい!ゆえに
粘土に模様を描くのに一番のオススメするツールはドライバー!
細い棒で粘土に線を引こうとするから表面が引っ張られて溝がいびつにぐにゅっとなるんです!
ドライバーとかドットペンをぽん、と粘土に垂直に押し当てるとあら不思議!
ぐにゅっとはならず、くっきりきれいな溝を粘土の表面に作ることが出来ます!
手順9)粘土を一日以上自然乾燥させる。

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/顔
小さいものなら1日とのことですが、1日だとはしっこは乾いていても、中心の方がなんとなくまだしめっぽい感じがあったので、2日乾かしました。
手順10)粘土を160~180度のオーブンで30分焼く。

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/焼き
焼くと表面に素焼きっぽいツブツブが出現します。
手順11)粘土を冷ます。

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/乾燥
すぐ冷えるだろうと思っていたんですが、完全に冷めるまでに1時間ほどかかりました。
手順12)アクリル絵の具で色づけする。

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/着色
今回の箸置きは素焼き感を出したかったため色つけはしませんでしたが、色つけする場合はここで色つけします。
(※写真はいっしょにつくっていた石粉粘土を色つけしている途中のものです)
手順13)コート剤を塗る。
ニスとかマニキュアののようなとろみはなくさらっとしてるので、すぐ乾きます。
手順14)粘土を100度のオーブンで15~30分焼く。

オーブン粘土で箸置きを作ってみた/完成
コート剤を塗って焼いたらもっとぷっくりツヤ感がでるのかと思っていたのですが、つやつや感はほとんど無し。
素焼き感のある箸置き(とおまけの置物)の完成となりました!
オーブン粘土で箸置きを作るコツまとめ
そんなこんなでオーブン粘土で箸置きを作って気づいたコツをここで改めてまとめます。
- 抜き型は、最初は単純な形のものを選ぶ
- 粘土の保存はラップでくるんでジップロックにイン!
- 水入れと濡れ布巾は面倒がらず用意するが吉
- 新聞紙を机の周りに引くとさらにGOOD!
- 粘土を乾かすのに牛乳パックがあるとくっつかず何度も使えて便利!
- 細かい絵付けはドットペンがオススメ!
- 粘土に目鼻を刻むならドライバーを使うときれい!
そんな感じで、最後にあげるとしたら、粘土にアクリル絵の具で絵付けするのは素人にはなかなか難しい!ため、一面全部アクリル絵の具で塗るよりも、ワンポイントにアクリル絵の具を使ったほうがきれいに見えるかと思います。
まとめ
というわけで、今回はオーブン粘土歴1ヶ月!ダイソーのオーブン粘土で箸置きを作ってみた!をお送りしました。
実際作りたかったのはお香立てだったんですが、一ヶ月毎日粘土をこねても立体にはまだまだ手が届かず!着色も難易度高い!素焼き感を楽しむ平面の型抜き箸置きがやっと!
ということで、オーブン粘土でマンゾクのいくお香立てが作れるようになったらそのコツもTIPSとして記事にまとめたいとおもいつつ、しかしそのまえに、まずは型抜きもまだまだ練習して極めたい…具体的に言うとアルミ板を切ったり曲げたりして自分で型を作ってみたいとか、さらにはオーブン粘土のあまりのむずかしさに石粉粘土のほうがらくかも?いや樹脂粘土の方が?お米粘土ならなんどでも練習できるよね!などと百均に売ってる粘土に片端から手を出しているため、そちらも素人目線から見た扱いやすさなどを忘れないうちに記事に出来たら…などと思っているにょろんでした!