パエリア、本当に大好きなんです。
それこそ世界中どこに行ってもメニューにパエリアがあったら必ず一度は頼んでしまうほど。
でも、よほど運が悪いのかそれとも世の中の多くの人と私の好みが違うのか、おうちでつくるパエリアのほうが外で食べるパエリアより断然おいしい……いや、嫌味ではなく、おそらく本気で嗜好の差的なそのようなアレで。
ロンドンのバラマーケットで食べたパエリアは、魚貝は美味しかったけどお米がいまひとつ生っぽかったし、ポートベローのパエリアはパフォーマンスがダイナミックですごかったけど、お米さんは生っぽいどころかあきらかに生で固くてポリポリしてたし…!!!(多分、これ、原因は何十人分もがいっぺんに作れる鍋が大きすぎるせいかと思うんです…あるいは海外の人と日本人の好みの差…?)
そして、東京のあちこちのお店で食べるパエリアはきまって焦げすぎていてお米が半消し炭状態で鍋からはがれないし、食べると見た目通り硬くて苦いし…(…こっちの原因は、2人前のパエリア鍋の大きさがいつでも小さすぎるせいかと思うんです……いや、でも、もしかしたら世の中の多くの人は、お米は半消し炭のパエリアが好きな派なのかもしれません……人の好みはそれぞれ!!!)
しかし、わたしはお米は断然ふっくら派!!!
炊き込みご飯のように鶏とか魚とかの旨味をぎゅっと吸ってふっくらほくほく炊けたおいしいお米のパエリアが食べたい!!!
というわけで、完全に持論ですが、
パエリアが一番美味しいのは、おうちのフライパンサイズ!
米は2合!フライパンは直径28~30センチ!
これがベストだと思うのです。
具は鶏でも魚貝でもミックスでも美味しいですが、今回は一番簡単でベーシックな鶏レシピで。
冷凍庫に鶏さえあれば、あとは季節の野菜でおいしいパエリアが、30分……いえ、ちょっと盛りました。45分あれば作れます。
フライパンで作る簡単お米ふっくらチキンパエリアレシピ
材料:2人分
- 米 2合
- 鶏むね肉(鶏もも可)1枚
- パプリカ(中) 1個
- アスパラガスorブロッコリー 1束or半房
- しめじorエリンギ 半パック
- 玉ねぎ(中) 1個
- ベーコン(ハーフサイズ) 1パック
- コンソメキューブ 2個
- プチトマト 8つ
- サフラン 小さじ1
- 水 400cc
- 塩 小さじ1/4
- あらびき胡椒 少々
- オリーブオイル(炒め用) 少々
- レモンくし切り 1かけ
■ 鶏むね肉用調味料
- 塩 小さじ1/4
- こしょう 少々
- ローズマリー 少々
- ニンニクチューブ 小さじ1
- オリーブオイル 小さじ1
- 日本酒or白ワイン 大さじ1
作り方:
1)40度くらいのぬるま湯にサフランを入れ色が出たらサフランを取り除く。(20分くらい。)
2)米を研いでざるにあげる。
3)鶏むね肉を一口大の大きさに切り、鶏むね肉用調味料と合わせて混ぜる。
4)玉ねぎ、ベーコンをみじん切りにする。
5)アスパラガスは下茹でし3~4等分に。パプリカは千切りにする。エリンギorしめじは石づきを切りほぐす。
6)プチトマトは大きければ半分から1/4に切る。
7)フライパンにオリーブオイルを引き中火で鶏肉の両面に焼き色が付いたらワイン大さじ1をいれ蒸し焼きにして取り出す。
8)同じフライパンでアスパラガス、パプリカ、きのこを炒め、塩コショウで味付けし、火が通ったら取り出す。
9)同じフライパンにオリーブオイル少量を足し、玉ねぎのみじん切り、ベーコンを炒める。
10)9のフライパンにプチトマトを加え熱が通ったら米を加えさらに炒める。
11)サフランで色付けした水、塩、コショウコンソメキューブを加え味を調え、沸騰したら強火で1分加熱する。
12)蓋をし、最弱火で20分米を炊く。
13)炊きあがったら、具を彩りよく上から散らし1分蒸らす。
14)最後にくし形のレモンを添える。
コツ・ポイント:
- 具(鶏肉、パプリカやアスパラガスなどなど)はトッピングと割り切って、米と一緒に煮込まないのがコツです。
まとめ
パプリカさえあれば、あとは鶏→ソーセージ、アスパラガス→ブロッコリorいんげんorスナップエンドウ、きのこ→舞茸orしめじorエリンギなど置き換え自在です。他、季節の焼き野菜お好みで加えてもおいしいです。
<アレンジその1>
アスパラガスの代わりにブロッコリを使った鶏とブロッコリのパエリア。
<アレンジその2>
基本のチキンパエリアに焼きごぼうと焼きカボチャを加えた秋のパエリア。
<アレンジその3>
基本のチキンパエリアに茹で菜の花と焼きなすとソーセージを足した春のパエリア。
同じお米ふっくら派の方の参考になれば幸いです。
いつかどこかで、同じお米ふっくら派のパエリアを出してくれるお店にたどり着きたいそのようなアレです。